新約とある魔術の禁書目録9


『新約 とある魔術の禁書目録〈インデックス〉9』(鎌池和馬著/電撃文庫)★★★★☆

新約 とある魔術の禁書目録 (9) (電撃文庫)
新約 とある魔術の禁書目録 (9) (電撃文庫)

前巻の感想はこちらから
新約とある魔術の禁書目録8 | 晴れたら読書を

魔神VS人間の死闘を描く第9巻。
世界が滅びてどうやって話を続けるのかと思えば・・・・・・
魔神との孤独な戦いは面白かったのですが、なんだか読み終わった後の疲労感が半端ないです。これ続きどうするの。え、これでいいの??と思わずにはいられなかったんですが。
そしてそんな読者の焦燥感をガン無視した鎌池さんのあとがき。・・・・・・おい!おい!!

☆あらすじ☆
世界は滅んだ。オティヌスの支配は、成就した。闘いの舞台であるグレムリンの本拠地、東京湾上に浮かぶ『船の墓場』は消失した。それどころか、世界そのものも消えて無くなった。共に来たインデックスも、御坂美琴も、レッサーやバードウェイ達も当然消えた。統一された闇の空間。黒一色のそこに、上条当麻だけが残されていた。その理由は、ただ一つ。世界の基準点であり修復点でもある『右手』を持つからだった。神と成ったオティヌスにとって、上条当麻はすでに微塵も興味の無い存在となっていた。いつものように、ここから彼の逆転劇が始まる可能性は、全くない。ここうそういう『世界』だった。そして。そして。そして。これは、上条当麻の心を挫く物語。

以下、ネタバレありの感想です。

 

滅んでしまった世界に取り残されてしまった上条当麻。
元の世界に戻ろうとする彼の心をくじくため、魔神オティヌスは繰り返し繰り返し彼に絶望をたたき込む、というストーリー。

 

前半の鬱展開に死ぬかと思いました。私が。
禁書という長い長い物語の中で、主人公が作り上げてきた「上条当麻」というキャラクターを全否定してしまうという。もう、走馬燈が見えそうなレベルで読んでいて辛かった。
あと、主人公の味方がオセロみたいにひっくり返って攻撃してくるって、実は一番嫌いなパターンなんですよね・・・・・・だって怖いし辛いし(´;ω;`)
小萌先生がぶっ刺してきたシーンで本を一度閉じてしまいました。

なんだろう。
この9巻、面白かったし、熱かったし、出来もよかったんですが、私のメンタルの削り方半端なかったです。

 

ミサカネットワークの「総体」登場からだいぶ緩和されて、ラストは一気読みできたんですけどね。
なんだかんだでミサカはメインヒロインだよなぁ、と再確認。まぁ「ミサカ」であって「御坂美琴」ではないというのがアレなんですが。

 

後半は怒濤の説得ターン(物理)。
上条当麻というひとりの人間が、無敵の魔神をいかに攻略するのか。
ゲームと同じ理論で攻めちゃうのかー、とは思ったものの、そもそもが繰り返しの世界なわけですから実は結構ピッタリだったのかな。
そして、前半で否定し続けた「上条当麻」をそれでも愚直に貫いたのは良かった。やっぱり禁書の主人公はこうでないと。

 

そんな感じで見事上条サンに攻略されてしまった魔神オティヌス。
上条の望んだ「元の世界」を取り戻したはいいけれど、そこはオティヌスにとっては辛い世界なんですよね・・・・・・。

で、上条当麻はオティヌスただひとりのために、世界に立ち向かう。と。

 

まじかよ・・・・・・
やっぱり味方全部敵になっちゃう展開なのかよ・・・・・・
そういう展開、怖いし辛いからやだって言ったじゃん!!!!。゚(゚´Д`゚)゚。

 

もういやーって半泣きであとがきを読んでいたら「金髪碧眼の女神様が織りなす渾身のデレをご覧あれ」とな。
せんせー、雰囲気めっちゃぶちこわしてませんか。大丈夫ですか。
オティヌスのデレってなんだよもう。読むよ。読めばいいんでしょ。読みます!

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