剣姫のふしだらな王子


『剣姫のふしだらな王子』(斉藤百伽著/小学館ルルル文庫)★★★★☆

剣姫のふしだらな王子 (小学館ルルル文庫 さ 1-7)
剣姫のふしだらな王子 (小学館ルルル文庫 さ 1-7)

面白かった!!
剣姫っていうよりはあとがきに書いてある「侍(サムライ)女子」の方がしっくりくる脳筋かっこいいヒロインでした。そして「ふしだら」というより自堕落系男子なヒーロー。
でこぼこ主従のラブコメですが、陰謀劇としてもなかなか読み応えがあり、後半は変な人が出てきたせいでやたら笑わせていただきましたw

☆あらすじ☆
公爵令嬢のラティカは日々武術の鍛錬に励む凜々しい少女。戦士になるという夢をかなえるため、王位継承権を弟と争っている第一王子レオニスの護衛任務を引き受けることに!ところがレオニスは獅子を連想させるカリスマ性を持ちながらも、なぜか自室に籠もってベッドに寝そべってばかりという怠惰ぶり。おまけに護衛のラティカを口説こうとしてきて!?武士系少女と不真面目王子が繰り広げるキュートなラブファンタジー!

以下、ネタバレありの感想です。

 

公爵令嬢でありながら戦士になりたいという夢を捨てられないラティカ
「第一王子を1か月護衛し、王位に就けること」を条件に、戦闘集団であるニーダの民となることを認められることになったラティカは、第一王子レオニスの護衛任務に就くことに。
しかし当の王子は王位継承争いにやる気がなさそうな自堕落引きこもり男で・・・・・・というお話。

 

レオニスが自堕落を装う事情が徐々に明かされていく王道的な展開ながらも、キャラや設定を適度に掘り下げていくため最後まで楽しく読むことができる作品でした。
なんというか、とても丁度良い。
1冊の中で掘り下げすぎず浅すぎず、うまくまとめてきたなぁという印象です。単巻ものの少女小説は薄くなりすぎるか消化不良になるかのどちらかになりがちなのですが、そこらへんの不満はほぼなかったです。これは結構嬉しいポイントだったり。ラティカの破魔の剣や、冒頭にドレスで戦っていたことなどの細かい設定をうまく使い切っていましたしね。

 

レオニスとラティカのラブコメもすごくニヤニヤできてとても楽しかったです。
どちらにも打算があって始まった主従でありながら、相手を知っていくうちに本物の絆が生まれるっていうのは良いですねぇ。大好物です。

あとラティカ面白すぎです。
競技会のネコ(挿絵がシュールw)や膝枕固い・・・でだいぶ笑ったのですが、月夜の腕立て伏せは衝撃的でした。神秘的なイメージはどこへ。でもレオニスはときめいたから結果オーライなのか??w
後半で弟王子ウィルフレッドの本性が明らかになってからは、張り合うようにラティカもおかしくなっていきましたからね。枕賭けるのやめぃw

 

それにしても、ウィルフレッドやっぱりそうだったかぁ。腐臭がすると思ってたんだ・・・っ!

 

ストーリーもなかなかの読み応えで満足。
呪いの一件はてっきり第二王妃が絡んでると思ったんですけどねぇ。「番人」制度については説明があった段階で胡散臭さがやばかったのですが、それがレオニスにどう絡むのかというところは予想外の展開で面白かったです。

 

単巻完結の軽いラブコメでありながらとても満足できる1冊でした。楽しかったー(´∀`*)

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