世界の終わりの世界録3 熾天の女神


『世界の終わりの世界録〈アンコール〉3 熾天の女神』(細音啓著/MF文庫J)★★★★☆

世界の終わりの世界録<アンコール>3 熾天の女神 (MF文庫J)
世界の終わりの世界録<アンコール>3 熾天の女神 (MF文庫J)

前巻の感想はこちらから
世界の終わりの世界録〈アンコール〉2 極光の竜帝 | 晴れたら読書を

いざ天界へ!で終わるかと思ったらそれ以上に内容が濃かった第3巻。
特に後半の展開の熱さは素晴らしかったですね。本当に良質な王道ファンタジーです。

☆あらすじ☆
伝説の英勇エルラインが遺した至宝「世界録」。その在り処を世界中の国や旅団が探し求める時代―レンたち「再来の騎士」は竜帝カルラとの激闘を経て、世界録の在り処を推し当てる。“その地”の封印を解除するため、一行は天界を総べる女神レスフレーゼの下へ旅立つ。時同じく、世界最大の旅団「王立七十二階位特務騎士団」が、天界への侵略を画策。さらに聖女エリエスや剣聖シオンたち実力者は、得体の知れぬ不穏な脅威との遭遇を予見する。「強くなるさ。…これ以上、守ってもらう立場でいたくない」。その決意は世界を震わす狂詩曲の一片となり、偽英勇を歴史上にたった一人の存在へと昇華させる―いま、最も王道を行くファンタジー、覚醒の第3弾!

以下、ネタバレありの感想です。

 

世界録の在処として最も可能性が高い場所・「終焉の島」。
封印されたその場所へと入るため、レンは竜帝、女神、魔王のそれぞれが持つ法印を手に入れなければならない。

 

ということで、旅の目的が提示されましたね。前巻で竜帝の法印は手に入れたので残るは2つ。まずは、女神の法印から手に入れよう!ということで前半の舞台は天界です。

 

女神レスフレーゼとの謁見、そこへ乱入してきた王立七十二階位特務騎士団〈エルメキア・ダスク〉との戦闘、という流れで進んでいくのですが、正直前半の展開は少し退屈に感じてしまいました。
まぁ、伏線設置がメインだったからでしょうね。
女神がほのめかした「終焉の島」に眠る終焉戦争の秘密、そしてそれを狙うエルメキア・ダスクの目的は気になるところ。
女神が、終焉の島に眠る人間に知られたくない過去を、「特にレンにだけは絶対に知ってほしくない」と言ったのはなぜなのか。
彼女はどうもレンの存在について何か知ってるっぽいんですよね・・・・・・気になりすぎる。

・・・・・・それはそうと、フィア先輩の本気宣言は果たして必要だったのか(;・∀・)

 

不穏な前半から一転、後半は怒濤の展開となり一気に物語が面白くなりました。
後半の舞台は、聖地カナン
ここでも再びレンは最強パーティーと引き離され、ひとりで試練へと向かいます。
聖女エリエスとの出会い、そして五大災・魅亞との戦いと、謎の発光体との連戦。
息つく暇も無いとはまさにこのこと。後半の濃度はとにかく凄まじかったです。

それにしても、レンは本当に着実に強くなっていきますねぇ。エリエスを守るために精霊に師事するという展開にはゾクッときました。ようやく彼自ら英勇超えの目標を掲げましたしね。
これまで散々エルラインと比べられ続け、自分より遙かに強い敵と戦い続けてきたレンの、彼独自のレベルアップ方法。熱くて面白い展開です!楽しい!!

 

さて、今回は気になる伏線がガンガン出てきましたね。
精霊の怯えと、その原因と思われる虚構精霊。
そして意味深な発言をする「碑文の三賢者」
それらを把握しているらしい騎士王。

うーむ。どうなっていくのか。
とりあえず次回の舞台は覇都エルメキアになるのでしょうか。そろそろ剣聖シオンとレンの対面もくるかな?
何気にエリエスが次巻も出るようなのが嬉しい。

 

4巻は6月発売予定とのこと。楽しみです!

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