【少女小説初心者向け】最近の少女向けライトノベルレーベルの私的イメージと各レーベルのおすすめ作品


(仮)花嫁のやんごとなき事情1 -離婚できたら一攫千金!-

Twitterで「少女向けラノベはいまでもコバルト文庫だけなんだろうか」という話があるというのを聞いて驚きました。

え!?そんなことないよ!と思ったのですが、もしかして一般的にはそんな認識なんでしょうか。それは何だかもったいないですね。もし今、少女小説に興味を持ち始めた人がコバルト文庫にしか目を向けないというのであれば、それは大いに損です。
少女小説にも色んなレーベルがあって、各レーベルに面白い作品はたくさんあるのだということを知ってもらいたい!

ということで、少女小説をあまりよく知らない方や、これから少女小説を読んでみたいという方を想定してこのエントリを書いてみました。
いざ書いてみたら、どうしましょう。正直、竜頭蛇尾もいいところ・・・・・・(((゜Д゜;)))

 

主に紹介するのは、ここ2〜3年以内に刊行されている「最近の」少女小説です。レーベルの傾向も最近の印象について書いているつもりです。うっかり懐古趣味に走りそうですが、一応気をつけています。

各レーベルごとに「これを読んで欲しい!」という少女小説をたくさん挙げてみましたが、男性ラノベ読み諸氏にもぜひ知って欲しい作品ばかりです。

なお、私は少女小説レーベルを全て完璧に網羅しているわけではないですし、なろう系のレーベルについては全くフォローできていません。
あくまで、私が知っている範囲での少女小説レーベルの概要(というより最近のイメージ)と各レーベルのおすすめ作品のご紹介、という程度の記事です。

WEB小説書籍化系含むソフトカバーのレーベルは割愛し、文庫形式の少女小説レーベルに限定しています。
紹介するレーベルや作品に、BLやTLは含んでいません。BL・TLが苦手な方でも大丈夫です。

お付き合いくださる方は以下をどうぞ。
こんな記事を書くと、言うほど最近の少女小説を読んでいないのがバレてしまいそうだ・・・・・・

 

 

【集英社コバルト文庫】
言わずと知れた少女小説の老舗レーベル。創刊は1976年だそうです(集英社文庫コバルトシリーズ)。すごいなー。もうすぐ40周年ですよ。
それだけ歴史があるということは、最初に手に取った少女小説はこのレーベルだったという方が多いのかもしれませんね。
そんなコバルト文庫ですが、私個人のイメージは「保守的でありつつ、一方で多様性も捨て去らない」という感じでしょうか。
昨今のコバルト文庫を含む少女小説はいわゆる「姫嫁もの」(物語の主軸に「嫁入り」要素が入っていたり、主人公がお姫さまだったりする作品)が比較的シリーズ化しやすく(売れ筋)、ここから大きく外れた作品はなかなか続きが出しづらい状況にあるように思えます。
そういう主流的作品の中からだと、最近では、「ハーフ・クラウン」(御永真幸著)や「贅沢な身の上」(我鳥彩子著)が面白かったです。どちらも完結してしまい、その次にコレだ!と思うシリーズがなかなか出てこないのが残念ですが・・・・・・
ハーフ・クラウン 秘め公爵といばらの輪舞 (コバルト文庫) 贅沢な身の上 ときめきの花咲く後宮へ! (コバルト文庫)

一方でコバルト文庫は、「姫」や「嫁」というキラキラしい要素が入っていない作品も地道に出そうとするレーベルであり、多様性を維持しようとする努力が見られると言えるのではないでしょうか。
最近創刊したオレンジ文庫については、ここでは割愛します。コバルト文庫というレーベルの中で、姫嫁の主流から外した作品では、「紫陽花茶房へようこそ」(かたやま和華著)、「英国マザーグース物語」(久賀理世著)、「聖櫃の癒し手-Restauro-」(藍川竜樹著)などが面白かったのでおすすめです。
紫陽花茶房へようこそ 〜ふたりのための英国式魔法茶〜 (コバルト文庫) 英国マザーグース物語―婚約は事件の幕開け! (コバルト文庫) 聖櫃の癒し手-Restauro- (集英社コバルト文庫)

・・・・・・ただ、あくまで個人的な印象ですが、最近のコバルト文庫の新作にはちょっと勢いを感じなくなってきました。オレンジ文庫創刊のしわ寄せか、刊行点数も減ってきていますし。コバルト文庫さん、もうちょっと頑張ってください・・・・・・オレンジ文庫もいいけど私は少女小説が読みたいよ!
ちなみに「伯爵と妖精」(谷瑞恵著)が不朽の名作であることは言わずもがな。
伯爵と妖精 新たなるシルヴァンフォードにて (コバルト文庫)

 

【角川ビーンズ文庫】
今やライトノベルレーベルの一大ブランドとなった(?)KADOKAWAの名を冠する少女小説レーベル。創刊は2001年。まだ15年経ってなかったんですね。
角川ビーンズ文庫と言えば、なんといっても「ファンタジー×ラブストーリー」のイメージ。姫嫁的要素は比較的薄めで、暗くて重いシリアスなファンタジーだってガンガン突っ込んでいく熱意を感じるレーベルです。
最近のおすすめ作品では「デ・コスタ家の優雅な獣」(喜多みどり著)がイチオシ。完結済み&全5巻でお手頃ですよ。「身代わり伯爵」シリーズ(清家未森著)も人気がありますね。ちょっと巻数多いですけど。完結間近です。
デ・コスタ家の優雅な獣 身代わり伯爵の冒険
あとは「花神遊戯伝」(糸森環著)、「シュガーアップル・フェアリーテイル」(三川みり著)なども素晴らしいです。どちらも最近完結してしまってとても寂しい。少女小説読みしか知らないのはもったいないほど完成度の高いファンタジー作品です。
花神遊戯伝 よろしく遊べ、この異世界 シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精
他に完結していないものの中からは、「Fーエフー」(糸森環著)、「首の姫と首なし騎士」(睦月けい著)、「桜乙女と黒侯爵」(清家未森著)などが面白かったです。ただ首姫だけはなぜか新刊がでないんですよね。ずっと待ってるんですが。
F‐エフ‐ 黎明の乙女と終焉の騎士 首の姫と首なし騎士 桜乙女と黒侯爵 神隠しの館と指輪の契約
余談。角川ビーンズ文庫の代表作といえば「彩雲国物語」「まるマシリーズ」「少年陰陽師シリーズ」なわけですが、全部読んでないです。はい。少年陰陽師はアニメだけ。はい。・・・・・・申し訳ない。

 

【ビーズログ文庫】
少女小説でラブコメといえばこのレーベル!ラブコメ好きの私は、最近ビーズログ文庫の新刊ばかり買っている気がします。もうほんと愛してる。
2006年10月創刊。合併が行われた今ではKADOKAWAの一レーベルなのでビーンズ文庫のお仲間ですね。
ビーンズ文庫がシリアス色の強いファンタジーが得意だとすれば、ビーズログ文庫はコメディ色の強いファンタジーが得意なレーベルといえるので、棲み分けはしっかりついている印象。あとビーズログ文庫はめちゃくちゃ姫や嫁のキラキラ要素が強いイメージがあります。
最近のおすすめは、ダントツで「(仮)花嫁のやんごとなき事情」(夕鷺かのう著)。コレは男女問わずおすすめしたい。まだ完結していない少女小説の中では最も好きなシリーズのひとつです。仮花嫁を勧めたいがためにこの記事を書いたといっても過言ではないですね!
(仮)花嫁のやんごとなき事情1 -離婚できたら一攫千金!-
他には、「死神姫の再婚」(小野上明夜著)、「なりゆき斎王の入内」(小田菜摘著)、「おこぼれ姫と円卓の騎士」(石田リンネ著)、「瑠璃龍守護録」(くりたかのこ著)、「双界幻幽伝」(木村千世著)なども現在順調に巻を重ねているシリーズとしておすすめしておきたいところ。多いですね。愛が溢れてしまいました。
死神姫の再婚1 なりゆき斎王の入内 ―この婚姻、陰謀なりけり― おこぼれ姫と円卓の騎士 1 瑠璃龍守護録1 花嫁様のおおせのままに!? 双界幻幽伝1 出逢いは前途多難!
完結済みのシリーズの中では、ぜひ「恋する王子」シリーズ(小椋春歌著)を読んでほしい。少女小説ってこんなに笑えるんだって感動するくらい、お腹を抱えて笑い転げたシリーズです。それでギャグが肌に合うならぜひ同著者の「月と夜の物語」にも手を出してほしいですね。
恋する王子と受難の姫君 1 月と夜の物語1 魔神の王と祝福の乙女

 

【小学館ルルル文庫】
現在、基本的に単巻読み切りというスタイルの少女小説レーベルです。「あれ?この作家さんまた書いてる?」と思うこと間違いなし。2007年創刊。ここ、いつの間にか出来た印象があったんですが、パレット文庫の後継なんですよね。パレット文庫はふしぎ遊戯外伝しか知らないけど。
同じ小学館であればガガガ文庫のように「少女小説界のカテエラ攻め」の姿勢が欲しいような、少女小説ではそんなもの求められていないような。
それはともかく、単巻読み切りが基本というスタイルだからか、糖度の高さはぶっち切りです。ぎゅっと濃縮。このレーベルの本を読んでいるといつもニヤニヤしているような気がするまである。
内容的には、ビーズログ文庫よりややテンションがおとなしめなラブコメが多いイメージ
最近のおすすめは「茨姫と嘘つきな求愛」(宮野美嘉著)、「炎の発明家の秘密の初恋」(宇津田晴著)、「浪漫邸シリーズ」(深山くのえ著)といったところでしょうか。浪漫邸だけは今のところシリーズ化していますね(炎の発明家は、世界観とキャラが共通の別作品が1冊ありますが)。
ルルル文庫 荊姫と嘘吐きな求愛(イラスト完全版) ルルル文庫 炎の発明家の秘密の初恋(イラスト完全版) ルルル文庫 浪漫邸へようこそ(イラスト完全版)
あと、完結済みでちょっと古い作品で良ければ「天外遊戯」シリーズ(ミズサワヒロ著)と「プリンセス・ハーツ」シリーズ(高殿円著)がおすすめです。「幽霊伯爵の花嫁」はまだ積んでる(いつか読む)。
ルルル文庫 天外遊戯(イラスト完全版) ルルル文庫 プリンセスハーツ ~麗しの仮面夫婦の巻~(イラスト完全版)

 

【一迅社文庫アイリス】
2008年創刊の比較的新しいレーベル。私が2008年くらいから2012年くらいまで少女小説と少し離れていたせいで、ここも私の中でいつの間にか出来てたっていうイメージが強かったり。
ルルル文庫同様、基本的に単巻読み切りの作品が多いのですが、ここ最近は少しずつシリーズ化する作品を増やしていっているようです。
内容的には、角川ビーンズ文庫のようにシリアス寄りのファンタジー作品が多いような気がします。私がそういうの選んでいるだけかもしれませんが。ラブコメファンタジーも割とあるしなぁ。あ、ここも姫嫁のキラキラ感満載ですね。
このレーベルでは「白竜の花嫁」(永野水貴著)、「狂伯爵と買われた花嫁」(梨沙著)、「恋と悪魔と黙示録」(糸森環著)がシリーズ化もしていてとても面白いです。
白竜の花嫁 紅の忌み姫と天の覇者 (一迅社文庫アイリス) 狂伯爵と買われた花嫁: 1 愛と殺意の新婚生活!? (一迅社文庫アイリス) 恋と悪魔と黙示録: 1 契約の獣と身代わりの花嫁 (一迅社文庫アイリス)
他にごく最近読んだものでは「あやかし帝の恋絵巻」(めぐみ和季著)、「愛されすぎた嫌われ姫」(小野上明夜著)も面白かったです。
あやかし帝の恋絵巻 異世界行ったら二分で寵姫!? (一迅社文庫アイリス) 愛されすぎた嫌われ姫 囚われの王子の脅迫 (一迅社文庫アイリス)
読む作品がどれも一定レベルの面白さを保っているため、今後どんどんシリーズ作品を量産してほしいレーベルです。応援しています。

 

【講談社X文庫ホワイトハート】
1991年創刊。少女小説を読み始めた頃、近所の図書館で借りまくっていたレーベルは、コバルト文庫とホワイトハートでした。今ではもう昔のことですが。
最近は全然読んでないんですよねぇ。斎姫異聞シリーズとか超好きだったのに。あと、十二国記シリーズ。
このレーベルの特徴は、BLや女性向けのジュブナイルポルノ(要するにTL)と少女小説がひとつのレーベルの中にまとめられている、ということでしょうか。当然ながらレーベル内で普通の少女小説の割合は小さくなります。
BLやTLは背表紙で区別されてはいるのですが、そんなん電子書籍派の私にはすぐに分からないし、結果、なんとなく避けがちなレーベルになってしまいました。私はエロくない少女小説が読みたいんだ!すまん!(´;ω;`)
なのでそもそもあまり読んでいないのですが、唯一最近読んだ「ショコラトルの恋の魔法」(岡野麻里安著)は軽く楽しめる王道な少女小説でしたので、おすすめしておきます。
ショコラトルの恋の魔法 初恋の姫とスイーツ嫌いの伯爵 (講談社X文庫ホワイトハート)

 

【新書館ウィングス文庫】
正直に言います。ここよく知らないんです。
雑誌の小説ウィングスの文庫化用レーベルなのかなぁ、という程度の曖昧な印象。毎月きっちり新刊を出しているわけでもないですし、私にとってミステリアスなレーベルです。
唯一自信をもっていえるのは、「金星特急」(嬉野君著)は面白いよ!ということだけでしょうか。
金星特急 (1) (ウィングス文庫)
2012年くらいに私的ラノベブームが再燃したとき、最近の面白いラノベを探すためにネットを漁っていてヒットしたのがこの作品でした。のめりこむように一気読みして画集まで買っちゃいましたよ。
その後、このレーベルから何か面白い作品がないか探してはいるのですが、今のところうまく見つけられていない現状です。うーむ。誰かおすすめを教えてください。

 

以上です。
ラノベの杜さんで少女小説の枠の中に入ってるものは大体網羅したかな?(レジーナとTLは省いたので)
どうでしょう。「少女向けラノベはコバルト文庫だけ」ではなくて、他にも面白い作品を出しているレーベルはありますよ!っていう私の想いは伝わりましたでしょうか。後半の尻すぼみ感は気にしないでください。ごめんなさい。

@mizunotoriさんのツイートを元ネタに書いてみた記事なんですけど、・・・・・・うーん。この消化不良感やばいな。もっと少女小説を読まなきゃ!!

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