『とある飛空士への誓約2』(犬村小六著/小学館ガガガ文庫)★★★★☆
前巻の感想はこちらから
もう!何で!こんなに面白いんですかー!
親交を深めていく仲間達、白熱の空戦、そして急転する物語。
ちょ、早く、次の巻読まんと・・・・・・
☆あらすじ☆
「空は、墓場だ。わたしは、鉄だ」父の教えを胸に刻み、一個の鉄塊となったイリアは、今日も灰色の空へ離陸する。25戦中24勝1敗。撃墜数33機。模擬空戦において驚異の記録を更新中の彼女は、「エリアドールの七人」の中では突出した存在となっていた。それに対して清顕の戦績は、11戦して2勝0敗9引き分け。撃墜数0機。互いに撃墜王の父を持ちながらも、実力の差ばかりを見せつけられ焦る清顕。「なんのために、ぼくは戦場を飛ぶ?」そして、平穏な学園生活の中で懊悩する裏切り者「ハチドリ」が動き出す―。恋と空戦の物語、激動。
以下、ネタバレありの感想です。
空を愛するがゆえに、人を撃てず悩む清顕。
清顕の欠点をイリアが指摘し、それを打破するきっかけをミオが作り出すというのは良いですね。ドキドキする三角関係ができあがってきましたね。
一皮むけて大きく成長した清顕とイリアの一騎打ちは熱くて滾るモノがありました!
この勝負はいずれ、何らかの伏線になりそうな気が・・・・・・スネークショットとか、ね。楽しみです。
そして、序盤は前巻前半のようなミステリアスな雰囲気をまとっていたイリア。
父親との歪な関係は彼女に影を落としていますが、清顕との空戦で吹っ切れた様子。これでイリアもまた一歩成長できるのかもしれませんね。
イリアといえば、保健室での会話といい、メルヘンドーナツといい、終盤が可愛すぎでした。おんなのこだね!
清顕との関係はミオに一歩負けてるかな?と思っていたものの、今後どうなるのかわかりませんね。うーん、読めぬ。
・・・・・・それにしても、カツ丼といいドーナツといい、安定の飯テロである。
そしてそして最後の急展開。
王位継承者と「ハチドリ」については、まぁ予想通り。
もしかしたらあえて外して逆もありかと思っていたのですが、順当なところで正体発覚でしたね。
ふーん、まぁ、こんなところよね。と思っていたところでラストの爆弾投下。
え。
え?・・・・・・え!?
いやいやいや、これどうするんですか!
最後の挿絵が哀しすぎる・・・・・・
早く続き読まなきゃ!!!(((゜Д゜;)))
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