おこぼれ姫と円卓の騎士10 二人の軍師


『おこぼれ姫と円卓の騎士 二人の軍師』(石田リンネ著/ビーズログ文庫)★★★☆☆

おこぼれ姫と円卓の騎士10 二人の軍師 (ビーズログ文庫)
おこぼれ姫と円卓の騎士10 二人の軍師 (ビーズログ文庫)

お久しぶりの本編です。
今回はレティの「頭脳」となる人材を探そう!というお話。
基本的に別にひとりでも大丈夫じゃないの?と思わずにいられないヒロインですが、今回は弱さが見えたような(でもやっぱり最強なような)。
あと、ラストでちょっとだけ少女小説であることを思い出してくれましたね。この微糖でも満足できるのが訓練されたおこぼれ姫読者なのです。

☆あらすじ☆
責務が重なり、未来の女王レティーツィアは多忙だった。騎士のデュークが仕掛けた悪戯にも気づけないほどに。手痛い助言を受け、レティはいよいよ己の頭脳となる『軍師』役を決める。候補は二人―神出鬼没で謎に包まれた“天才”ゼノンと、没落貴族で出世の見込みもない“凡人”メルディ。ひとまずレティは、メルディのある可能性に着目し、視察に同行させるが…!?最強女王伝説第10弾!

以下、ネタバレありの感想です。

 

王になる前に過労死しそうな王女レティ。
そろそろ頭脳派騎士を選ばないと、王になる前に死んでしまいそうです。

というわけで、今回新登場の円卓の騎士候補が没落貴族のごくつぶし息子・メルディ
メルディが実は能ある鷹でデキる人材なのではないか、旅先でそれをじっくり見極めよう、というのが今回のストーリーです。

 

このメルディですが、実に良いキャラしてましたね。
頭は切れるのに諦めが早く、思考の海に溺れがち。そしてヒョロい。今までにいない騎士でしたねぇ。
毎度のことながら「おこぼれ姫」の騎士たちはキャラが個性的で読んでいて楽しいです。
今回は割とメルディ視点で話が進んでいくため、愛着もわきやすかったですし。

ただちょっと残念なのは、メルディとレティの視点交代がうまくいっていない箇所が目立っていたところでしょうか。
おこぼれ姫は視点のふらつきが気になるときがあるのですが、今回はその悪い癖が目立つように感じてしまいました。

 

気になった点はそのくらいで、今回はストーリーも読み応えがあって面白かったです。
メルディの審査なお話、のはずが、偽貨幣騒動からのもう一人の軍師・ゼノンとの対決へ
ゼノンは今後もレティの強敵として立ちはだかりそうですね。これまで明確な敵がいなかったシリーズですので、この展開はとてもワクワクします。

 

また、レティの元婚約者の不審死についてもいよいよ切り込んでいくようですそちらもどう動いていくのか楽しみです。

 

ラストは、デュークとレティの会話でほんの少し糖分を添えて次回へ続く。
わかってたけど、関係が一向に進まないですねぇ。どっちも自制心が強すぎて今の立ち位置で凝り固まってますからね。こればっかりは仕方ないか。

 

そういえばメルディは騎士にならずに終わったな。どうなるんでしょう?
とりあえず、次巻を待ちたいと思います。

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石田 リンネ,起家 一子KADOKAWA / エンターブレイン 2015-02-14
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