サクラダリセット6 BOY , GIRL and —


『サクラダリセット6 BOY , GIRL and — 』(河野裕著/角川スニーカー文庫)★★★★★

サクラダリセット6 BOY, GIRL and ── (角川スニーカー文庫)
サクラダリセット6 BOY, GIRL and ── (角川スニーカー文庫)

前巻の感想はこちらから
サクラダリセット5 ONE HAND EDEN | 晴れたら読書を

ついに最終章。上下巻構成の上巻です。
1巻からここに至るまで、この物語が何を描いていたのか、その全貌が明らかになりました。
ちょっと切なすぎて絶句。そして伏線の回収が見事すぎます。素晴らしい・・・・・・

☆あらすじ☆
「これで、最後だから。たぶん、あと数日で、すべて終わる」復活後、姿を見せなかった相麻菫。しばらくぶりの彼女からケイへの連絡は、奇妙なものだった。一つ目は、春埼と一緒に交差点でゴミ拾いをしろというもの。一方、管理局対策室室長・浦地は“咲良田のリセット”―全能力の消滅を目論んでいた。彼は未来視能力を持つ二代目魔女・相麻に接触し…。初代魔女が名前を失う前、咲良田の「始まりの一年」が明らかに。最終章突入。

以下、ネタバレありの感想です。

 

前半、ケイと春埼の関係が一気に進んで驚きました。
ふたりが普通に青春していて、なんだかとても安心してしまいました。もっと早くこうなっても良かったのに。「頭の良い馬鹿」という評が的確すぎます。

ケイが踏み出せたのは、相麻にリセットの負の面を改めて突きつけられたことも一因だったのでしょう。
そして、中野智樹の後押しがあってこそ進めたのでしょうね。智樹がかっこよすぎる。

一方で、春埼の親友っぽい振る舞いが目立っていた皆実の方は何だかよくわからなくなりました。
「能力はずるい」っていう津島先生の発言の一つの象徴なのか、それとも後編で何か動くのか。

 

前半の穏やかなムードから一変し、後半は物語が結末に向けて加速していきます。

浦地の真意が明らかになり、「能力は必要か?」という根源的な問いかけが提示されてしまいました。
どちらの答えもそれなりに納得できるというか、むしろ私的には能力は不要なのでは?という気持ちの方が強かったりして。
一体、この物語はどんな答えを示すのか。後編に期待ですね。

 

そしてついに、相麻菫の隠された想いもケイの前にさらけ出されました。
これが本当に切ない!切なすぎる!!
彼女が嫌いな少女が誰かなのかについては想像通りでしたが・・・・・・
ただケイの幸せのためだけに全てを計画していて、そこには自分の幸せなんかこれっぽっちも入ってないなんて。
純粋すぎる、いっそ狂気を感じるほどの愛情です。

 

浦地の目的も、相麻の想いも、咲良田の「始まりの1年」も、全てが明らかになりました。
そして、タイトルの「サクラダリセット」も実現。
咲良田はどうなるのか。
春埼はどうなるのか。
そして、ケイはどうするのか。

 

いよいよ次巻で完結。早く読まなきゃ!

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河野 裕,椎名 優KADOKAWA / 角川書店
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