シュガーアップル・フェアリーテイル17 銀砂糖師たちの未来図


『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師たちの未来図』(三川みり著/角川ビーンズ文庫)★★★★★

シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師たちの未来図 (角川ビーンズ文庫)
シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師たちの未来図 (角川ビーンズ文庫)

砂糖菓子職人の少女と、護衛の妖精の恋を描く長編シリーズの外伝です。
本編完結後の彼らを描く短編集なのですが、もう本当に素晴らしかった!
全部良かったんですが、何よりも完結巻で全ファンに衝撃を与えたアレの真相が明らかになったことが・・・・・・泣ける(´;ω;`)
これで完全無欠の大団円!!

☆あらすじ☆
人間と妖精の運命を賭けた死闘の後、シャルは運良く生き永らえたものの、記憶を失っていた。しかし、大切な人に呼ばれ続けている気がして―?その他“アン”と名乗る少女とキースの工房奮闘記や、銀砂糖師の未来のためその身を尽くす銀砂糖子爵ヒューとキャットの絆、さらに誰もが気になるアンとシャルの結婚式など、本編では語られなかったファン必読のエピソードが盛りだくさん!完全書き下ろしで贈る、豪華外伝集!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

『リバース』
逆さま?じゃなくて、「再生」「復活」ですね。
行方不明だった1年間のシャルを描く短編です。まさか記憶喪失だったとは・・・・・・てっきり筆頭の世界的なところでたゆたっていたのではないかと思っていました。
この短編、シャルの様子が知れたのも良かったのですが、ラファルにフォローが入ったのが地味に嬉しかったです。
このまま「いい人間」に囲まれて、いつか記憶を取り戻したときにも彼が立ち直ればいいのですが。彼のしでかした罪は、その後きっちり向き合えばいい。

 

『もう一人のアン・ハルフォード』
作中唯一の(?)失恋男・キースの短編です。
まさか幼女がくるとは・・・・・・キースの優しさってなんか見ていて切なくなります。彼自身があまり幸せそうに感じないからでしょうか。
それはそうと、アンは工房の職人であることを諦めてしまいましたね。キースとの工房は彼女の目標のひとつだけだっただけに、あっさりと諦めたことにはちょっと寂しいような気も。
だけど絶対大量生産ありきの工場的な働き方は彼女には無理だし・・・・・・うーん、妥当な落としどころか。

 

『子爵に捧げる青い薔薇』
完結巻でさらっと死んでたヒュー。
なんで・・・・・・なんでそんな扱いなの・・・・・・と私や他のレビュアーの皆様にも衝撃が走っていましたが。
良かった!!そういうことだったんですね!!本当に良かった!!!!
思えば、銀砂糖子爵という地位であることを窮屈そうにしていましたもんね。好きな砂糖菓子も作れないわけだし。
あー。ほっとした。
そしてタイトルの「青い薔薇」にじわっと心が温かくなりました。キャットはほんとにヒューが好きだなぁw

 

『アンと最初のお客様』
シャルを待ち続けた1年間がどれだけアンを傷つけていたかが分かる短編。
そして、やっと帰ってきたシャルとの幸せを再確認する短編でもあります。
これで本当に紛う事なき大団円ですね。表紙のアンの笑顔が涙でにじんで見えない・・・・・・。
それにしてもエリルは心憎いことをしてくれますね。良い子だ。
和気あいあいとした楽しそうな結婚式の様子に、このシリーズの歩んできた歴史を感じました。
本当に素晴らしいエピローグでした。

 

『ミスリル・リッド・ポッドの終わらない野望』
ミスリル可愛いぃぃいいいいいいいい〜〜〜〜〜(´∀`*)

 

シリーズを締めくくるに、これ以上無いほどぴったりの外伝でした。
三川先生もあき先生も、本当にお疲れ様でした。
そうそう。公式サイトによれば、なんと2015年夏頃にこのお二人のタッグで新作が発表されるとか!?
こちらもとても楽しみです(^^)/

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