サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY


『サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY』(河野裕著/角川スニーカー文庫)★★★★☆

サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY (角川スニーカー文庫)
サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY (角川スニーカー文庫)

前巻の感想はこちらから
サクラダリセット3 MEMORY in CHILDREN | 晴れたら読書を

さぁ過去から現在へ戻るのかな!?と思って読んだら短編集でした。
でもこれは本編の補強として必要な短編集。そして面白かった!!なにより春埼が可愛すぎてびっくりです!w

☆あらすじ☆
「リセットを、使えません」相麻菫の死から二週間。浅井ケイと春埼美空は、七坂中学校の奉仕クラブに入部する。二人は初めての仕事を振られるが、春埼はリセットを使えずにいた。相麻の死をそれぞれに考えるケイと春埼。ケイは、相麻が死んだ山へと向かい…(「Strapping/Goodbye is not an easy word to say」)。中学二年の夏の残骸、高校一年の春、そして夏―。壊れそうな世界をやわらかに綴る、シリーズ第4弾。

以下、ネタバレありの感想です。

 

「ビー玉世界とキャンディーレジスト」
時系列は、1巻開始前、高校の入学式。
高校の奉仕クラブ入部したてのケイと春埼が、うっかりビー玉の世界に入ってしまった同級生・世良佐和子の問題を解決するお話。
あだ名は風紀委員でしたかー。学級委員長かと思ったんですが(どうでもいい
「真面目なこと」に反発したがるお年頃に、真面目であることに固執する子どもは生きづらかったでしょうね。真面目であることは悪いことでは全くないけど、融通がきかないと彼女はこれからも大変だろうなぁ、と思っていたらラストのケイのフォロー。さすがすぎる。
あと、津島先生がツシマさんなんですよね。今頃気づく○○なラノベ読みはこちらです。
春埼のしゃべり方に動揺したのは私だけではないはず。ケイが分裂したみたいで衝撃でした。

 

「ある日の春埼さん 〜お見舞い編〜」
春埼が可愛い・・・・・・っだと!?
いや、前から可愛かったんですが、菓子店を通り過ぎて戻るのあたりで打ち抜かれました。可愛すぎる!!
3巻を読んだ後だと、彼女が本当に感情を獲得しつつあることを嬉しく思ってしまいますね。あとがきの例えは言い得て妙。
あと、風邪引いたときってアイスが一般的なんですね。我が家は林檎のすり下ろし。桃・・・いいなぁ。

 

「月の砂を採りに行った少年の話」
野ノ尾さんです!彼女、好きなキャラなんで再登場嬉しい!
猫好きの不思議なお姉さんに恋をした少年のお話。
淡い初恋って良いですね。

 

「ある日の春埼さん 〜友達作り編〜」
前話で、ケイが春埼と野ノ尾が友達になったらなぁ、とか考えてたことが実行される話。
うん。私も二人は良い関係を築けると思います。友達っていう言葉は多義的だけど、春埼と野ノ尾はその中でも一番ゆったりと落ち着ける友達になれそうです。

 

「Strapping / Goodbye in not an easy word to say」
3巻終了直後、相麻菫が死に、春埼が自発的なリセット能力が使えなくなった経緯のお話でした。
これ短編でやるんですね。3巻で書かれなかったエピソードだけにご想像にお任せしますなのかと思っていました。
リセット能力への恐怖と葛藤、それを受け止めた上で新たに設定されたケイの目標。本編の補完あるいは補強として重要な短編でした。
そういえば春埼が猫グッズを収集し始めたのはケイがあげた猫がついたストラップが始まりだったのかな。春埼らしいですね。
あと、キットカットのお姉さん宇川沙々音はまた出てくるのでしょうか。

 

「ホワイトパズル」
サクラダリセット本編とはまるで関係のない短編です。
澄み切った透明感のある本編的な雰囲気がありつつ、それでいて切なく美しいラブストーリーとなっていて、「あああこれこれ!こういうのが読みたかったんです!!」とテンション上がりまくりでした。
この話、かなり好きです。最初から最後までめちゃくちゃ良かった!冒頭からの伏線がちょっとの狂いもなく鮮やかに回収されていき、そういう点での爽快感も最高でした。
どうでもいいんですが、まっ白の1000ピースパズルって苦行以外の何者でもないと思うのです・・・

 

完成度高すぎる短編集で、ある意味衝撃的な4巻でした。
次は本編。5巻です。読むのが楽しみだ!

サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY (角川スニーカー文庫)サクラダリセット4 GOODBYE is not EASY WORD to SAY (角川スニーカー文庫)
河野 裕KADOKAWA / 角川書店
売り上げランキング : 9543Amazonで詳しく見る
スポンサーリンク
 
0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。