冥恋十王帳 あの世の沙汰も恋次第


『冥恋十王帳 〜あの世の沙汰も恋次第〜』(月本ナシオ著/ビーズログ文庫)★★★☆☆

冥恋十王帳 -あの世の沙汰も恋次第- (ビーズログ文庫)
冥恋十王帳 -あの世の沙汰も恋次第- (ビーズログ文庫)

婚約者殺しの嫌疑をかけられた侍女を救うために、地獄巡りをするお姫様の話です。
地獄の十王って、昔はマイナー知識だったと思うのですが、今は某アニメと原作コミックの影響で割と知ってる人が多くなっているような。この作品も十王がいろいろ出てくるのですが、メインのヒーローは秦広王。
十王のキャラはなかなか濃くて良かったのですが、その代わりメイン2人がちょっと薄めかな?ストーリーは軽く楽しめました。

☆あらすじ☆
没落寸前のお家のため、見も知らぬ相手に嫁ぐことになった千夜。ところが、なんと婚約者が殺されてしまったという!こうなりゃ自分で犯人をつきとめてやる!と、不思議な力をもっていた祖母の部屋を探っていると…あれ?ここって、地獄の世界!?そしてそこには熾淵と名のる、十王の一人・秦広王が!凍えるほどの美貌にふさわしいクールな彼と、地獄で犯人捜しに乗り出すが―!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

主人公千夜は顔見せ前に婚約者が殺されてしまったことを知り、さらにはその嫌疑が自分の侍女・鈴音にかけられたことに憤ります。
どうにかして鈴音の嫌疑を晴らさなければならないと感じているなか、千夜は亡き祖母の部屋からなぜか地獄へと落ちてしまいます。
そこで出会った十王のひとり秦広王の手を借り、ふたりは婚約者暗殺の謎を追う、というのが序盤の流れです。

 

前半は地獄巡り、後半は現世に戻っての謎解きと、色んなところを動き回ってなかなか広い世界観だったのは面白かったです。
婚約者暗殺の真相についてもミステリーとまではいかないまでも、良いテンポで展開していって楽しかったです。でも同姓同名ならともかく、音が一緒ってだけで取り違えが起こるのは勘弁してほしいw

 

謎を追う千夜と秦広王。
ケンカップルなノリでありながらもなぜかスキンシップは多かったんですが、甘さはそこまでなかったですね。恋愛面については次巻(があれば)以降に期待します。
あと、出てくる他の十王たちに比べるとメインのふたりはキャラが薄かったのは気になりました。他の十王のキャラが濃かっただけかもしれませんがw

千夜が秦広王の「めぐりの蝶」になったことでシリーズ化できそうな感じですが、さてどうなるか(個人的には前作の方が好きだったのに2巻出なかったからなぁ・・・・・・)

 

そういえば、秦広王って泰山府君なんですね!って東レ好きの私はwikiって興奮してしまいましたw
あと秦広王といえば鬼灯の●徹では小野篁さんが、本作でいうところの「めぐりの蝶」をやっていましたね。実際の伝説では小野篁が仕えていたのは閻魔大王だそうですが。
なかなか面白い設定ではあったので、シリーズ化してほしいです。次巻を待ちたいと思います。

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