サクラダリセット2 WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL


『サクラダリセット2 WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL』(河野裕著/角川スニーカー文庫)★★★★☆

サクラダリセット 2 WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL (角川スニーカー文庫)
サクラダリセット 2 WITCH, PICTURE and RED EYE GIRL (角川スニーカー文庫)

前巻の感想はこちらから
サクラダリセット1 CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY | 晴れたら読書を

魔女と写真と赤い目の女の子のお話。
徐々に話が大きくなっていって、エピローグは少しゾクッとしました。
面白いなぁ、このシリーズ。そしてこの文章の透明感。クセになりそうです。

☆あらすじ☆
「貴方は、貴方の未来を知りたい?」能力者が集う街、咲良田。記憶保持の能力を持つ少年・浅井ケイと「リセット」能力を持つ少女・春埼美空は、管理局の要人に呼び出される。名前を持たず、「魔女」と名乗るその初老の女性は、30年近く隔離され、窓一つない部屋に住んでいた。彼女の能力は、未来を見ること。その役割は、咲良田の未来を監視すること。そして魔女は、自身の死期が近いことを知っていた―。待望の第2弾。

以下、ネタバレありの感想です。

 

今回出てくるのは、名前を持たない魔女、写真の中に入れる男、そして、赤いコンタクトレンズの少女。
物語は、魔女からのミステリアスな電話から始まります。

 

いやぁ、なかなかドキドキする展開の連続でした・・・・・・。

魔女の目的は何なのか、どこからどこまでが魔女の狙い通りなのか。
ケイを倒したいという岡絵里の敵意から春埼を守ることができるのか。

ちょっとセーブ&リセットのタイミングが分からなくなって混乱してしまったものの、とても面白かったです!

 

今回の一連の騒動の鍵を握っていた、魔女と佐々野の物語はかなり切なかったです。
ずっと引き離されたまま、最期の1週間の逢瀬だけを待ち続ける恋。
石のたとえ話にある通り、すがるものは過去しかない恋。

心が摩耗し、もはや自分の恋が何なのかを見失っていても、約束を果たすためだけに計画を推し進めた魔女。
純愛で、悲恋で、だけどハッピーエンドの物語だったのだと思います。とても素敵でした。

 

一方でリセットが奪われるかどうかというところから、ケイと春埼の関係が少し掘り下げられていたのも気になりました。
ふたりの共依存ともいえる関係は能力ありきのようなそうではないような?不安定でなんだか見ていてハラハラします。
ケイは春埼を大切に想っていることは間違いなさそうなのに、なんだろうこの張り詰めている雰囲気。怖い。なんでこんなに哀愁漂ってるんでしょう。

 

今回の話は切なくて情緒的で良かったのですが、エピローグを読む感じ壮大な前振りだったのかな?
ここにきて2年前に死んだ少女・相麻菫が出てきましたからね。
全部彼女の思惑通り?魔女の行動さえも彼女が掌握していたとするなら、どれだけ強力な能力なのか。
キーワードでありながらも重要な意味があるのかないのかわからない「マクガフィン」の秘密も関わってくるのでしょうか。
そしていよいよ2年前に何があったのかが明らかになるのか・・・・・・

 

面白くなってきましたー!3巻も楽しみです。

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