サクラダリセット1 CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY


『サクラダリセット CAT, GHOST and REVOLUTION SUNDAY』(河野裕著/角川スニーカー文庫)★★★★☆

サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY (角川スニーカー文庫)
サクラダリセット CAT,GHOST and REVOLUTION SUNDAY (角川スニーカー文庫)

「いなくなれ、群青」(新潮文庫NEX)が面白かったので、河野さんの代表作であるこちらも早く読まないとなぁと思ってはいました。気づけばこんなに時間が経ってしまっていましたが(´;ω;`)実は2013年10月のKADOKAWAセールで買ってたりして(「いなくなれ、群青」より先に買ってた)。1年以上熟成。
「いなくなれ、群青」の時にも思ったんですけど、とても綺麗な文章を書かれる作家さんですよね。物語そのものも面白いんですけど、それ以上に読んでいる間とても心地が良くなるというか、作品の空気に浸れるというか。
世界を三日巻き戻すことができる能力を持った、少年と少女の物語。続きを読むのが楽しみです。

☆あらすじ☆
「リセット」たった一言。それだけで、世界は、三日分死ぬ―。能力者が集う街、咲良田。浅井ケイは、記憶を保持する能力をもった高校一年生。春埼美空は、「リセット」―世界を三日分巻き戻す能力をもっており、ケイの指示で発動する。高校の「奉仕クラブ」に所属する彼らは、ある日「死んだ猫を生き返らせてほしい」という依頼を受けるのだが…。リセット後の世界で「現実」に立ち向かう、少年と少女の物語。

以下、ネタバレありの感想です。

 

舞台は、異能力者たちが集まる街・咲良田
この不思議な街で、絶対的な記憶保持能力を持つ高校生・浅井ケイと、彼が指示することで世界を3日巻き戻すことができるリセット能力を持つ少女・春埼美空が「奉仕クラブ」の活動に勤しむ物語です。

3日間のリセット、というのは絶妙な能力ですね。
何でもできるようでいても、あくまで3日分を巻き戻すことしかできない。そしてリセットしてしまった後のことは本人たちが頑張るしかない。
今回の話も、同じ時間を何度かループしつつ、「何が起こっているのか」「誰が関係しているのか」について、ケイと美空は頭を使って真実に迫っていきます。

 

ケイも美空もかなり不思議な空気をまとったキャラクターでした。それでいて魅力的。
特に美空はケイしか見えていない感じが、なんともこうムズムズしましたw
無表情で感情もあまり動かないのに、ケイが絡むと苛立ったりする女の子らしさが垣間見える瞬間が可愛すぎます。これは何デレなんだ。クーデレとも違うような。とにかく可愛い。
対するケイは年の割に達観しすぎていて、1巻だとまだちょっとキャラを掴みきれませんでした。
ケイがどこか暗い影を負っているように見える原因は2年前の事件が間違いなく関係しているんでしょうけど・・・・・・
2年前の少女の死が一体ふたりに何をもたらしたのか、事件の全容ともに未だわからないままですが、これはきっとシリーズを読み進めていけばわかるんでしょう。

 

それと、読み始める前はどういうジャンルのシリーズになるのか分からなかったのですが、読み終わってもまだよく分からないままでした(;・∀・)
リセット能力を使ったミステリー?異能バトル的な要素はこれからも入るのでしょうか。
それとも全部の要素を入れながらの青春小説になるのかな?
いずれにせよ、面白くなりそうです。

 

まだ序章というか顔出しと説明という感じの1巻でしたが、世界観の雰囲気が素敵で、とても良い作品でした。
続刊を読むのも楽しみです。

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河野 裕,椎名 優KADOKAWA / 角川書店
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