亜夜子と時計塔のガーディアン2 約束のチョコレート


『亜夜子と時計塔のガーディアン 約束のチョコレート』(喜多みどり著/角川ビーンズ文庫)★★★☆☆

亜夜子と時計塔のガーディアン 約束のチョコレート (角川ビーンズ文庫)
亜夜子と時計塔のガーディアン 約束のチョコレート (角川ビーンズ文庫)

19世紀末イギリスを舞台にしたミステリーなのですが、残念ながら2巻で完結。
設定もキャラクターもストーリーもとても好きだっただけに、かなりショックです。
1巻での伏線も拾いきれたとはいえず・・・・・・。
悲しいですが、喜多みどりさんにはこれからも頑張って欲しいです。次回作を楽しみに待っています。

☆あらすじ☆
19世紀末。憧れの英国へ留学した桜桃院亜夜子は、ひょんなことから鋭い美貌を持つ青年紳士レイと主従契約を結び、彼の下僕として連日連夜振り回されることに。ある日、ロンドンの街で凶悪な“切り裂きジャック”による連続殺人事件が発生し、容疑者としてレイの親友、シーモアが逮捕されてしまう!彼の濡れ衣を晴らすため、事件解決に乗り出す2人だが!?超変人監督生と大和撫子―凸凹コンビの英国事件譚、第2弾!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

前巻から楽しみに待っていた「切り裂きジャック」事件の真相を追う第2巻。
シーモアの逮捕という衝撃の展開から始まり、切り裂きジャックの正体や事件に隠された陰謀を暴いていく展開はとても面白かったです。

ただ、やはりこれを描くには準備となるべき巻数が足りなかった印象を受けました。
喜多さんはキャラ同士の関係性の変遷をゆっくりと描き出していく作家さんですが、本シリーズではその積み重ねを描く前での完結。
シーモアとレイの関係や、レイとアヤコの関係も、本当だったらもう少しゆっくりと縮めていったはずだったのではないでしょうか。

特にシーモアは、なんだか言動がフラフラとして見えて魅力を感じきれずじまいだったのは残念でした。

「切り裂きジャック事件」の顛末も、ストーリー自体は面白いのに全体をみるととても消化不良感があってもやもや。
これでまだ続刊があるのなら、「面白かった!ここからどうなっていくんだろう!?」とワクワクできたのでしょうけど。ここで終わってしまうと、ちょっと・・・・・・。

結局、アヤコの失踪した叔父の話とかもわからないままですし。

ただただショック。
やはりミステリーはラノベでは受けないのか。悲しい。

喜多さんの次回作に期待します。早く読めるといいな(´・ω・`)

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喜多 みどり,サマミヤ アカザKADOKAWA/角川書店
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