デスマーチからはじまる異世界狂想曲1


『デスマーチからはじまる異世界狂想曲』(愛七ひろ著/富士見書房)★★★☆☆

デスマーチからはじまる異世界狂想曲 (単行本)
デスマーチからはじまる異世界狂想曲 (単行本)

「小説化になろう」からの書籍化作品。
タイトルのデスマーチとは、Wikipedia先生によれば、長時間の残業や徹夜・休日出勤の常態化といった、プロジェクトメンバーに極端な負荷・過重労働を強い、通常の勤務状態では成功する可能性がとても低いプロジェクト、およびこれに参加させられている状況を主に指す、なのだそうです。
ゲームのプログラマーがゲーム的能力を備えて異世界へっていう設定は面白かったです。
ただ、この巻はプロローグ(というかチュートリアル?)だからかもしれませんが、かなりイージーモードなのは気になりました。展開そのものも、起伏に欠けるわけではないのですが、少しダラダラと進む部分もありますし。
もっともWEB小説の大半はスロースターターですし(注・私見)、この作品も次巻以降もっと面白くなるのではないかと期待させる雰囲気はありました。

☆あらすじ☆
デスマーチ真っただ中のプログラマー、“サトゥー”こと鈴木一郎(29)。仮眠を取っていたはずの彼は、気がつけば見たこともない異世界に放り出されていた!混乱する間もなく、目の前には見たこともない化物の大群が迫っており、空からは流星雨が降り注ぎ―そして気がつけば、最強レベルの力と莫大な富が手に入ってきて…!?こうして、サトゥーの「ほのぼの、時々シリアス、そしてハーレム」な異世界冒険譚がはじまる!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

プログラマーの鈴木一郎が過酷なデスマーチの果てにたどり着いたのは、自分が手がけているゲームと似通った異世界でした。
最近はほんとさくっと異世界召喚されますよね・・・・・・なんかドーンとかバーンとか派手な展開とかまるでなく、するっと場面が切り替わってしまうので戸惑う(´・ω・`)
しかも、この鈴木さん改めサトゥーが途中まで良く出来た夢だと思い込んでいるせいで、世界がふわふわとして不思議な読み心地でした。早く気づいてください。

 

そんなフワフワとした雰囲気から始まる異世界生活。
初期設定でチート魔術を使えるせいで、しょっぱなからガッツリと経験値&アイテムを獲得し、レベル1の雑魚から一気に最強クラスにかけあがるサトゥー。
さらにはちょっとした行為で簡単にスキルゲットできるラクラク仕様。値切れば交渉スキル、睨めば脅迫スキル。びっくりするくらいあっさりと何でも手に入ってしまいます。

これはちょっとイージーモードすぎるのでは・・・・・・(´Д`;)

 

ただし、そんな最強すぎるポテンシャルと釣り合いをとるかのようにサトゥー自身にまるでやる気がないのは良かったです。
チート過ぎる能力を持つ、事なかれ主義の典型的日本人。そんな彼の当面の目標が異世界観光に設定されたときは思わず笑ってしまいましたwもっと現状について悩もうよ!

 

今回は、そんな覇気がないサトゥーが自分の能力を実験して確かめたり、女の子たちと仲良くなったり、唐突にあらわれた上級魔族を打ち倒したりする話で、全体的にチュートリアルな印象を受けました。プロローグと感じるほどの何かがあったわけではないので、シリーズがどういう方向に進むのかすらよく分からなかったのは不安ですが。
ただ、最後に出てきた女の子といい、伝説上の人物といい、サトゥー以外にも複数の日本人が異世界召喚されているような感じなのは気になります。

 

いつもの如くあらすじを流し読みしていたせいで気づかなかったんですが、これ、ハーレム推進系なんですね。ハーレムかぁ。でもまぁ、とりあえず2巻も読みます。

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