対魔導学園35試験小隊9 異端同盟

『対魔導学園35試験小隊 9.異端同盟』(柳実冬貴著/富士見ファンタジア文庫)★★★★☆

対魔導学園35試験小隊 (9) 異端同盟 (富士見ファンタジア文庫)
対魔導学園35試験小隊 (9) 異端同盟 (富士見ファンタジア文庫)

前巻の感想はこちらから
対魔導学園35試験小隊8 白銀争乱 | 晴れたら読書を

キセキちゃんがんばるの巻(あとがき談)。
確かにがんばってはいましたけど!そっちじゃない!!
分かってはいたけど、この作者様のドSっぷりよ。
このシリーズ、どこまでサディスティックに展開していくつもりなんですか・・・・・・
今回の話もいつにも増して重かったですが、今後さらにひどくなっていく予感がしてならない(´・ω・`)

☆あらすじ☆
残存する魔力の脅威を取り締まる『異端審問官』の育成機関、通称『対魔導学園』には、劣等生の寄せ集め部隊『第35試験小隊』が存在する。エグゼの追撃を退けたタケルたちは、反体制派の本拠地に到着。そこで世界の秘密を目のあたりにする。真実に触れ『異端審問会』『幻想教団』双方への反攻の意志を新たにするタケルたちに、流はひとつの作戦を授ける。それは、アルケミスト第一研究施設への突入作戦だった。タケルは、そこに囚われているキセキの奪還に、そしてカナリアはアルケミストCEO・杉波朱雀への復讐に燃えるが―反撃に咆え哮ける学園アクションファンタジー!!

以下、ネタバレありの感想です。

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思い出のとき修理します3 空からの時報

『思い出のとき修理します3 空からの時報』(谷瑞恵著/集英社文庫)★★★★☆

思い出のとき修理します 3 空からの時報 (集英社文庫)
思い出のとき修理します 3 空からの時報 (集英社文庫)

優しい時計職人さんがいる修理専門の時計店。
そこへ訪れる人々の様々な「思い出」が語られる連作短編シリーズの第3巻です。
巻を重ねるにつれて谷さんの一般小説作家としてのスキルアップを感じます。
ファンタジーである前作以前の名残が強く感じられた1巻、付き合いたての恋人達の初々しさにときめく2巻、そして、これまで以上に「家族」という形の内側に踏み込んだ「思い出」が語られる3巻。
どれも優しくて温かな雰囲気に満ちたものでありながら、その中にほんのりとスパイスをきかせるように暗く重たい人の負の感情が混じるところがとても谷さんらしいというか。今巻は特にハッピーエンドとは言えないほろ苦い結末が多くて、思わずため息が出てしまうような読後感でした。でもこういう話も好きです。
恋敵登場!?という流れにドキドキしたものの、読み終わって一番に思うことは秀ちゃんかっこよすぎるということだけでした。

☆あらすじ☆
穏やかな交際を続ける明里と秀司。ある日「秀司の時計店を女が手伝っている」と教えられた明里は、店で骨董店の娘・郁実と出会う。東京での仕事を辞めて帰ってきたという彼女は、商店街のお祭り準備で秀司が不在がちの今だけ、店番をしているのだという。自分と境遇の似た彼女に共感を覚えつつも、秀司との関係に少しだけ不安を感じて…。切なく温かく、心を癒やす連作短編集、シリーズ第3弾。

以下、ネタバレありの感想です。

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クロックワーク・プラネット2

『クロックワーク・プラネットⅡ』(榎宮祐・暇奈椿著/講談社ラノベ文庫)★★★★☆

クロックワーク・プラネット2 (講談社ラノベ文庫)
クロックワーク・プラネット2 (講談社ラノベ文庫)

前巻の感想はこちらから
クロックワーク・プラネット1 | 晴れたら読書を

「時計仕掛けの惑星」となった1000年後の地球を舞台とするファンタジー第2弾。
1巻プロローグの秋葉原でのテロ行為の経緯が語られるストーリーとなっています。なるほどこうつながるのか、という感じ。
1巻同様、とても面白かったです!
リューズさんの毒舌クーデレも相変わらず可愛かったですが、今回のヒロイン(むしろ主人公?)はマリーだったかな。

☆あらすじ☆
死んだ地球のすべてが、時計仕掛けで再現・再構築された世界――“時計仕掛けの惑星”。京都パージ未遂事件から三週間後、マリーのもとに謎の通信が入る。ナオトたちは発信源である区画・三重に向かうが、そこは全てが停止したゴーストタウンと化していた! 都市最深部に潜入した彼らが見たのは、条約違反の“巨大兵器”と幼い少女の自動人形――『永遠』を体現する最強のInitial-Y――。
「おねえちゃん――わたしを、壊して――」
……世界は修正を許さない。破綻した歯車は軋みを上げて螺子狂い、少女の悲嘆をすり潰してなお加速する――――!!
榎宮祐×暇奈椿×茨乃が紡ぐオーバーホール・ファンタジー第二弾!

以下、ネタバレありの感想です。

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