棺姫のチャイカ11


『棺姫のチャイカⅪ』(榊一郎著/富士見ファンタジア文庫)★★★★☆

棺姫のチャイカ (11) (富士見ファンタジア文庫)
棺姫のチャイカ (11) (富士見ファンタジア文庫)

前巻の感想はこちらから
棺姫のチャイカ10 : みかこの読書日記

棺担ぐ姫チャイカの物語、完結です。
結末にはいろいろ思うところがあるのですが、とりあえず最後の最後で大事な言葉を誤字するとはどういうことなんですかぁー(´;ω;`)
本編は完結ですが、あと1冊出るそうです。後日談だといいな。

☆あらすじ☆
神を討ち滅ぼした“禁断皇帝”アルトゥール・ガズ。彼の次なる行動はシン、トール、ジレットに世界の三分の一を統べる王という『役目』を与えるというものだった。三つの勢力による未来永劫の戦争状態。世界を、再び戦乱の渦中へと戻す提案に対し、乱破師と騎士それぞれの応えは…。生きる目的、自分という役割、存在の理由。『棺担ぐ姫』と『従者の少年』。二人の旅路の終着点はもうすぐ―。壮大なる『チャイカ』サーガ、ついに完結!

以下、ネタバレありの感想です。

 

神殺しを果たしたガズ皇帝の目的は「神になること」
そして戦乱の世を作り出すために、世界を3つに割って支配すること。

それにNOを突きつけたトール達は、ガズ皇帝との最終決戦へ
シリーズのラストスパートが始まります。

 

トールたちに、紅チャイカたちとジレット隊が加わっての総力戦。
入れ替わり立ち替わりクルクルと展開していくバトルはとても熱かったです!
対するシンも異様に強くなってるし、最後までハラハラとする展開でした。
シンは微妙な立ち位置の人だから誰が最後に相手をするのかと思っていたのですが、アカリがここにきて大活躍でしたね。ていうかアカリの主ってトールだったのか。

 

そういえば、トールがフレドリカの噛みつき治療をマスターして、それを実践した相手がアカリ以外男だったのには笑いましたw他に女性陣いっぱいいたのにww
他のラノベだったら確実にチャイカに噛みつくところであえての男腐方面対策もばっちりですね!(違

 

仲間達にシンを任せ、トール、フレドリカ、白チャイカはガズ皇帝を打ち倒しに「昇神機関」へ
ガズ皇帝戦の決着をつけたのが鉄血転化だったというところに何だか嬉しくなってしまいました。
竜騎士になっても乱破師としてのトールもちゃんと残っているんですよね。とても格好良かった。

 

それにしても、あのガズ皇帝の最期についてはどう見るべきなのか。
チャイカの渾身の攻撃を食らって「私は一足先に自由になる」って発言したところをみると、もう全てに疲れていたのかもなぁという気がします。
神の傀儡であることから抜け出して神に成り代わろうとはしたものの、前巻で明らかになった彼の背景を見る感じ、本当はもう終わりにしたかったのかもしれませんね。
それにしても前巻ラストの神殺しはあれでほんとに完遂だったんですね。あっさりだったなー。

 

ガズ皇帝を打ち倒すところらへんはアニメと同じような流れでしたが、そこから先は違ってましたね。
アニメ最終話はチャイカが記憶を使ってガズ皇帝を倒し、その後(記憶を失ったまま?)トールたちは皆仲良く田舎でのどかに暮らして終わりましたが、原作となるこちらは記憶を使い込んだあげくの行方不明エンド。いなくなったトール達は探してアカリと紅チャイカは再び旅立つ、というところで終わってしまいました。
あのラストシーンの段階で既にやばい感じに記憶が欠落しているから、再会しても元の3人ではなくなってそうですが(特にフレドリカは猫になっていそうだ)

このラストも悪くはないですけど、私としてはアニメの方が好みでした・・・・・・失踪エンドは辛いんですよぉ(´;ω;`)喪失感がやばい。
あと1冊出るようなので、その内容が後日談だと嬉しいのですが。

 

主人公達はいなくなってしまいましたが、物語としては綺麗に締めくくられた完結巻でした。
ここまでのチャイカたちの旅を踏まえても、良い着地点を迎えられたと思います。
榊先生お疲れ様でした。
後日出る書き下ろしの1冊もファンタジアでの次回作も楽しみにしています。

 

余談。
最後、アカリのセリフが「再会」じゃなくて「再開」になってるんですけど・・・・・・電子書籍だけですか?(;・∀・)

棺姫のチャイカ (11) (富士見ファンタジア文庫)棺姫のチャイカ (11) (富士見ファンタジア文庫)
榊 一郎,なまにくATKKADOKAWA/富士見書房 2014-12-20
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