『祓魔科教官の補習授業2 優等生は振り向かない』(すえばしけん著/一迅社文庫)★★★☆☆
祓魔科教官の補習授業2 優等生は振り向かない (一迅社文庫)
前巻の感想はこちらから
狂ってる人だらけだな、このシリーズ((((;゚Д゚))))
前巻でメンバーが決定された落第生たち。今回は合宿回です。
合宿と言えば海!海と言えば水着!
王道的ラブコメ展開になってもいいのに、世界観のせいで全然甘くないです・・・・・・
そんな中で、落第生たちが成長して次第にチームワークがとれるようになっていく姿にほっこりしました。
☆あらすじ☆
異世界との亀裂から現れる異形―魔禍魂を狩る“祓魔技能士”を養成する天原学園。教官を務める“常人”にして最強の祓魔技能士、日垣悠志朗は、稀有な才能や能力を持つドロップアウト組5人の生徒と合宿を行うことに。しかしそこでは、フィオと因縁浅からぬ男と、謎の組織が暗躍していた―学園育成祓魔バトル、第2弾!
以下、ネタバレありの感想です。
前巻で知るべきではないことを大量に知ってしまった学生5人。
学園トップクラスのフィオと木竜もまとめて落第生として悠志朗の監視下に置かれることになってしまいました。
補習授業という名目で遊撃部隊扱いされるようなので、今後も今回みたいな形で事件に巻き込まれていくのでしょう。
今回はそんな遊撃部隊的ポジションの落第生組が、合宿という建前で魔禍魂の捕獲任務につくことに。
場所を学園の外にうつし、新キャラも登場。治療専門の祓魔技能士狭霧琴羽のお世話になりつつ、特訓に励む落第生たち。
その一方、傭兵団「狂い月〈マッドムーン〉」の比良坂仁の魔の手が迫ってきていて・・・・・・というのが今回のお話。
一番狂ってるのは誰なんでしょうね。
プロローグではあんなに狂気の人だった比良坂ですが、そもそもの存在理由が狂ってる神和の足もとにも及ばないなんて((((;゚Д゚))))
神和怖すぎる。
悠志朗もかがりもだいぶネジが飛んでますけど、まだ魔禍魂絡みだけですもんね(かがりは悠志朗絡みでネジ飛びそうですが)
琴羽はやばいでしょこれ。
治療したくてたまらないから治療できるケガを作っちゃえ!って・・・・・・
まぁおっとり優しい人なんてどうせ裏があるんでしょ!って1巻を読んだ私は学習済みでしたけどね!だまされてやるもんか!(´;ω;`)
そんな琴羽になにやらアオイハル的感情を抱いているっぽい木竜くん。
1巻の狂犬キャラな彼はどこにいってしまったんでしょう。好きな人に素直になれない純情な青少年キャラになってしまってますやん。
チーム内唯一の男性キャラ、しかも男モブのツンデレがデレるってそれ死亡フラグ・・・・・・。
良かった!生き残ってくれて本当に良かった!
割と本気で木竜が今回で退場かと思ってたんでw強さにひたむきな木竜のキャラは結構好きなので、チームの紅一点じゃなかった白一点?として彼には今後も頑張ってほしいです。
今回ずっと悩んでいたフィオやデレた木竜が新たに組み込まれた落第チームですが、各人の成長はもちろん、チームワークもとれてきてとても良い雰囲気。
プロがみんな狂ってるんで、まともな学生達の着実な成長がとても微笑ましいです。
悠志朗も彼らに感化されていくといいんですが。
彼の狂気は簡単には揺るぎそうにないですね。魔禍魂が絡んだときのリミッター外しが超怖い。NOCOさんのイラストは超格好良かったですが(`・ω・´)
そういえばラストでかがりに花耶が宣戦布告してましたが、大丈夫かな?大丈夫じゃないですよね??排除しようか迷ってましたもんね?
狂人たちの動向と学生達の成長が気になるシリーズとなってきました。
3巻も楽しみです!
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