狂伯爵と買われた花嫁2 新婚旅行にご用心!


『狂伯爵と買われた花嫁2 新婚旅行にご用心!』(梨沙著/一迅社文庫アイリス)★★★★☆

狂伯爵と買われた花嫁: 2 新婚旅行にご用心! (一迅社文庫アイリス)
狂伯爵と買われた花嫁: 2 新婚旅行にご用心! (一迅社文庫アイリス)

前巻の感想はこちらから
狂伯爵と買われた花嫁1 愛と殺意の新婚生活!? | 晴れたら読書を

剥製大好き狂伯爵と、そんな彼に剥製用素材として買われた花嫁のラブファンタジー第2弾。
クリストファー、思春期&頭お花畑で可愛いやつとか思っていたのに、思わぬところで牙を剥いてきてビックリしました。やっぱり彼は狂ってる人なんですね。
今回はそんな彼のバックボーンが明らかになるお話。なぜ彼がネクロフィリア・・・ではなく剥製大好きな変人となってしまったかというところがしっかり説明されています。
「究極の愛は死によって完成する」という彼の理念にはそんな理由があったのかと哀れに感じつつ、子犬と狂犬を行き来するようなクリストファーがますます魅力的に思えてくる第2巻でした。

☆あらすじ☆
旦那様宛に届いた手紙は、皇都への招待状!だけどちょっと待って。これって新婚旅行!?私と旦那様が同じ寝室…!?共寝をしたがる旦那様と、逃げ惑う新妻の私。こんなのうまくいくわけないじゃない―!!剥製作りが趣味の美貌の青年伯爵クリストファーと、彼に一目惚れされ剥製作りの“素材”として購入された不遇の花嫁リリアン。殺意とともに深まる愛の行方は…!?“死”からはじまるラブファンタジー第2弾★新婚旅行編登場!

以下、ネタバレありの感想です。

 

恋の熱病に浮かされながらも、リリアン剥製計画を全く諦める様子のないクリストファー。
先延ばしにしただけですもんね。ブレてない。

 

今回は、クリストファーが皇都に呼び出されたことから新婚旅行がてら皇都へ行くという話でした。
廃嫡された元皇子であることや、彼の傍にいつもいる「鴉」たちについては前巻でも触れられていましたが、2巻ではそこを更に突っ込んで説明がされましたね。
クリストファーの出生の事情が予想以上にエグくてびっくり皇妹が暴漢にあっただけじゃないというのがまた・・・・・・父親が皇族の可能性もあるからないがしろにできなかったんですね。
彼が剥製だの遺体だの、「死」に惹かれる理由も、母にやっと触れることができたのがそのタイミングだったからだなんて・・・(´;ω;`)

 

そんなクリストファーの事情を明かしつつ、一方で、彼を巡って女の戦いが繰り広げられていきます。
クリストファーに一目惚れしたというドーラ嬢と争うことになったリリアン。
しかし、クリストファーを勝ち取ったところで剥製にされるだけだし、ということでリリアンはクリストファーの目をドーラに向けるために一計を案じます。

これが迂闊すぎたww
なぜそこで浮気疑惑を持たせるという発想になるのか。命知らずなのか。
やぶ蛇にもほどがある!

前半の子犬っぽいクリストファーと、中盤の浮気疑惑で狂犬化したクリストファーの落差が激しくて、やたらとハラハラしてしまいました。
彼は「胸が痛い・・・・・・病気が進行してるよ!」とかほざいたり、「共寝しよっ」って言って小指絡めて満足するくらいでちょうどいいですよね・・・・・・。
だいぶ狂ってる人なんで、こじらせるとヤンデレ化することはよく分かりました。
でも嫉妬心に苛まれるクリストファーの描写は鬼気迫るモノがあってすごく良かったです。ヒーロー側のこういう描写って好きなんですよねぇ。

 

それにしても今回は「買収で仕方なく演技」ということですませましたが、ジェラルドもそろそろ本格参戦してくるのでしょうか。こちらも楽しみですね(o´罒`o)ニヒヒ♡

 

今回は女の戦いの裏で暗躍していた空の旅団と衝突し撃退したところで話が終わってしまいましたが、この犯罪組織は今後もまた出てきそうですね。
何だかんだでドーラの素性は暴かれずに終わってしまいましたし。皇位継承絡みで一波乱起こすつもりなんでしょうか。
そういえばリリアンの素性に関してもまた伏線が張り直されましたね。仕草がどうのって。こちらも気になる。

 

少しずつ距離が縮まっていくリリアンとクリストファーの関係がとても良いので、3巻にも期待です!

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梨沙,アオイ 冬子一迅社
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