RELIC 遺存種博物論


『RELIC 遺存種博物論』(曽我部浩人著/講談社ラノベ文庫)★★★★☆

RELIC 遺存種博物論 (講談社ラノベ文庫)
RELIC 遺存種博物論 (講談社ラノベ文庫)

この作品の主人公とヒロインですが、最初の出会いから衝撃の早さで「夫婦」になってしまいます。そして隙あらばイチャついてました・・・・・・いいぞもっとやれ。加速度的に糖度が増していくのでニヤニヤ注意です。
内容は、「遺存種(レリック)」と呼ばれる天狗や魔女の末裔である主人公達が、遺存種の復興を目的とする悪の組織と戦ったり、隠された神話の真実に迫ったりするというもの。
舞台は現代日本で、ジャンルは伝奇モノになるのでしょうが、それにしては蘊蓄が物足りなかったので私の印象としては伝奇要素もあるバトルファンタジーといった感じです。
近年稀に見るガチムチ系のいかつい主人公が、ロリ巨乳のちっこい嫁を愛でたり守ったりしながら敵を拳で叩きのめしていきます(途中の挿絵が完全に北●の拳)。
伝奇物+バトル+ラブラブ夫婦と、私好みすぎる作品でした( ´ ▽ ` )ノ
カップル好きにおすすめ!糖分補給にもどうぞ!

☆あらすじ☆
仙人、魔女、錬金術師、妖怪、魔物、忍者、陰陽師…かつて隆盛を極めたが現在絶滅寸前の彼ら“遺存種(レリック)”―そのひとり山峰大央。平凡な頭脳に非凡な身体能力そして「何でもシンプル」を信条とする高校生で、“天狗”の末裔でもある。ある日彼が助ける羽目になった少女・円。実は遺存種たる“魔女”の最後の一人だという。実は大央の住む湘南の街に来た円の目的は、そこに眠る神話的遺跡・“世界樹”の調査であった。意気投合し行動を共にする二人だが、やがて見えない敵の妨害を受け始める。遂には幼馴染みの少女・尤真に何者かの魔の手が及び、大央と円は彼女を救うため未知なる戦いに巻き込まれてしまうが…!?博物論的オリエンタルファンタジー登場!

以下、ネタバレありの感想です。

 

物語のキーワードとなるのは、天狗やら魔女やらの超常的存在の生き残りである「遺存種(レリック)」と、遺存種の発生に関係していると考えられている神話上の遺跡「世界樹」

レリックである天狗の末裔・山峰大央は、ある日空から落下してきた柳口円を助け、お互いに運命的な一目惚れをしてしまいます。
実は祖父母が決めた許嫁同士だったり、円はそもそも嫁入りのつもりで山峰家に居候しに来てたということもあり、大央と円の仲は急速に親密になっていきます。チョロいんなんてレベルじゃない。
一方、世界樹の秘密を探っていく円に対しては、レリックの自助組織を称する「伏された者たち(ヒドゥンズ)」謎の勢力の妨害が入って・・・・・・という感じに物語は進んでいきます。

 

伝奇物って好きなジャンルなんですよね。
この作品は、各地の神話に登場する「世界樹」の真相に迫っていく物語で、世界中の神話だけでなくクトゥルフネタも入っていたりして楽しかったです。
今回は中国神話メインでしたが、シリーズ化したら色んな神話が出るのでしょうか。もし次巻が出るならもっと神話に突っ込んだ内容になればさらに好みかもしれません。蘊蓄が物足りなかったので増量希望で!

 

物語の主要人物を「レリック」でまとめたのは面白い構成だと思います。
普通の人間はほぼ登場せず、魔女、天狗、竜人、オカマ魚類etc.が入り乱れて異能バトルっぽくなっていくのがイイですね。魔女が万能すぎな気もしますが、魚類も意外に凄い。死なないし。
でもまぁ、各種族が色んな異能をみせたところで、主人公の大央がケンシロウみたいな「一昔前の少年漫画」的ガチムチ系マッチョでノリもそんな感じだからバトルシーンは肉弾戦メインなんですけどね!
作中でも「流行の体型じゃない」って自虐してて笑いました。というか大央というキャラ自体が時代を逆行していませんか・・・?

 

そんな感じで伝記物+異能者たちのバトルものである本作。
さらにそこにいちゃいちゃバカップル要素が加わるわけです。

 

おかしい、ボーイ・ミーツ・ガールのはずなのにあっという間にラブラブ夫婦に変化してしまった((((;゚Д゚))))
一目惚れ+許嫁ってことで問答無用の急進行です。最初から完全に受け入れ態勢整いすぎて、なだれ落ちるようにラブラブになっていきます。

頭撫でるとか移動はだっことか序の口。
名前を呼び捨てにする中盤以降は気づけばずっと大央の膝の上か脚の間に円が納まっていた気がします・・・・・・とりあえず密着してたわーー。
敵を追ってるときも大ケガしてるときも、人目があろうとなかろうといちゃいちゃしてました。
せめてキスくらいは人目をはばかろうや!

ニヤニヤするんで外では読まない方がいいです。私はマスクを着用してました。
いちゃいちゃするカップルものは他にも色々ありますが、夫婦で戦うバトルファンタジーは割と珍しい(気がする)ので読んでいてすごく楽しかったです。

 

そういえば、幼馴染みの尤真はそのまま小姑ポジションに移行してしまいましたね。最初に出てきたときは恋敵かと思ったのに。
大央と尤真の間に恋愛感情はないことはしつこく強調されていたし、オカマ魚人は完全にギャグ要員だし、大央と円の仲は安泰すぎるほど安泰ですね。

 

ストーリーとしては兵堂市に封印されていた世界樹の一つを探り当て、やぶ蛇で出てきた蚩尤を打ち倒したところで終わってしまいましたが、まだまだ世界の至る所に「世界樹」があるんですよね。きっとこれから残りの世界樹を探し出し、その正体を解明して封印するための大央と円の旅が始まるはず。
今回はギャグでしかなかった「伏せられた者たち」も気になりますし、続けようと思えば続けられそうです。
シリーズ化できるかな?時代の流行に逆らった主人公と可愛すぎるメガネ嫁の伝奇譚をもっと読みたいんで、ぜひ続きを出して欲しいです。

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曽我部 浩人,鍋島 テツヒロ講談社
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