勇者イサギの魔王譚2 それすらも幸せな日々だと気づかずに


『勇者イサギの魔王譚2 それすらも幸せな日々だと気づかずに』(みかみてれん著/エンターブレイン)★★★★☆

勇者イサギの魔王譚 2 それすらも幸せな日々だと気づかずに
勇者イサギの魔王譚 2 それすらも幸せな日々だと気づかずに

前巻の感想はこちらから
勇者イサギの魔王譚1 夢の始まりを始めるために | 晴れたら読書を

面白くなってきたー!
2度目の異世界召喚で勇者から魔王にジョブチェンジしたイサギの物語第2弾。もともとがなろう作品なので前巻ではWEB小説特有の起伏のなさを感じたのですが、2巻ではその不満点が見事に解消されて5割増しくらいに面白く感じました。今回から入った監修の影響?わかりませんが、物語も登場人物たちもかなり良い感じに温まってきています。
冒険者の不気味さが物語に緊迫感を与える展開となっていますが・・・最後のアレはなぁ、まぁひとりくらいそう考えてもおかしくないですが・・・寂しいなぁ(´・ω・`)

☆あらすじ☆
魔王候補四人VS不死身の冒険者
――最初の決戦が、幕を開ける。
冒険者の襲撃に備え、魔王城の修復を試み、さらなる修行に挑む魔王候補四人。いよいよ魔王が決定されるその日、地下より不死身のS級剣士が表れる。正面の門にはA級のアーチャー率いる冒険者軍。命を懸けた初めての戦いに挑むたった四人の少年たちは歴戦の戦士に打ち勝つことが出来るのか――?
再会、瀕死、戦争、裏切り……激動の第二巻!!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

プレハを探す前に、一緒に召喚された3人の少年達の魔王就任までを見届けることにしたイサギ。
そんな彼の前に、過去に出会ったエルフの姫・リミノが現れます。

リミノの登場が引き金なのか、前半はイサギが最初に異世界に召喚された時の回想が綴られていきます。
こうしてイサギの過去を読んでみると、プレハの圧倒的ヒロイン力が分かってしまいますね・・・・・・デュテュ・・・今回は存在感まで薄まっちゃってましたけど大丈夫ですか消えちゃいませんか。
この過去話、イサギの等身大の少年らしさが出ててすごく面白かったです。彼が中二的素質を身につけるまでには長い葛藤の歴史があったわけですね・・・(違

 

そんな回想から現実に戻り一転、物語は急展開を迎えます。

魔王城を襲撃してきた冒険者ギルド。

プレハやイサギの名前を持つ襲撃者を相手にしながら、イサギは20年の時を経て変わり果ててしまった世界に直面してしまいます。
超回復しちゃう冒険者達がさながらゾンビでかなり不気味でした・・・しかもその魔術をイサギが無効化した瞬間のエグさがまたヤバい。
かなり景気よく人が死んでいくんですね。イサギもこれで人間ではなく魔族側につくことが確定してしまったようですし、この先どうなってしまうのか。

 

そしてラストは更なる急展開。

人間族に寝返ることを宣言した愁。

まぁ魔族は滅亡寸前だし、人間族はめんどくさい超回復パワーがあるしで、4人のうち1人くらい魔族を見限ってもおかしくないですよね。
で、4人のうち誰がそうなるかといえば確かに愁は順当なところ。
愁とイサギの最後の対話が切なかったです。魔族につくと決めたら仲間が減るってメンタルがしがし削られる感じが辛いです。
それにしても愁は何か思惑がありそうですが、うーん。4人の中でこれまでの描かれ方が一番薄かっただけに、何を考えてるやらさっぱり見えてきませんねぇ。

 

いずれにせよ、次巻以降の展開に期待しましょう。役立たずの慶喜も奮起して変わりそうですしね!
そういえば、なんとなくかつての勇者パーティーも、20年の間に人が変わってそうな気がしますね。怖いな。
3巻も楽しみです!

勇者イサギの魔王譚 2 それすらも幸せな日々だと気づかずに勇者イサギの魔王譚 2 それすらも幸せな日々だと気づかずに
みかみてれん,桝田省治,荒川 眞生KADOKAWA/エンターブレイン
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