100%の黒衣配達人1


『100%の黒衣配達人(むはいのブラッククーリエ)』(田口仙年堂著/角川スニーカー文庫)★★★☆☆

100%の黒衣配達人 (角川スニーカー文庫)
100%の黒衣配達人 (角川スニーカー文庫)

成功率100%、どんなものでも運べると自他共に認める運び屋が主人公のファンタジー作品。
主人公のもとに「荷物」として少女がやってきたところから物語が始まります。いかにもあやしげなこの依頼を遂行しようとしていたら大きな事件に巻き込まれて・・・・・・というお話。
良くも悪くもラノベスタンダードな作品ですが、世界観に何やら秘密がありそうなので今後面白くなっていきそうな雰囲気を感じました。

☆あらすじ☆
依頼料は超高額だが、必ず何でも届ける。成功率100%の運び屋、ジンタ・スティードのもとに依頼が舞い込む。今回はどんな荷物なのだろうか…。しかし、「はじめまして。私はハヅキです」その荷物は1人の少女で。「OK。その女―絶対に届けてやるよ」荷物の詳細を知る事なく、ジンタは王都へ少女を送り届けるが、何者かに妨害を受け、ハヅキの体に刻まれる「魔術刻印」が突如、発動してしまう。この少女の正体は―!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

主人公は、成功率100%でどんなものでも運ぶ「黒衣の配達人」ジンタ・スティード
今回彼が受けた依頼は、3日後に指定の場所に少女・ハヅキを届けるというものでした。

少女の正体や依頼のウラをいぶかしみながらもいつものように依頼をこなそうとするジンタ。
前半は配達指定日までの2日間、ハヅキを連れ回しながら他の依頼をこなすジンタの姿が描かれていきます。

そしてハヅキを届ける当日、ジンタはこの依頼が、国内の反戦派と抗戦派の対立に関係するものであることと、それに自分が利用された挙げ句にハメられたことを知ることになるのです。

一見、無関係のように思えた他の仕事が全て関係していたというのは面白かったです。黒幕が初登場からものすごく怪しかったので驚きの展開とまではいきませんが、読んでいて安定感がありました。

 

でも正直なところ、物語の本筋そのものよりも世界観のほうが気になって仕方なかったですが(`・ω・´)

 

ジンタは依頼を確実に遂行するために様々な魔導具を駆使します。
そして、その魔導具は「異世界」の様子を描いた「魔書(グリモア)」の内容を再現しようとした結果生まれたものだということが説明されています。
例えば作中大活躍するアリアンロッド。どう見てもバイクなんですが、これの別名(あるいは正式名称)として「モトサイクル」とか「オーガタジドーニリンシャ」とか出てくるんですよ。
てことは、間違いなく「異世界」=現代
これは面白くなりそうな設定です。
今回の話はこの設定を説明するのと、ハヅキとジンタを出会わせるためにあったと考えれば、反戦派と抗戦派の争いなんていう本筋はおまけレベルといえるかもしれませんね。。

 

ジンタの最大の届け物として出てきた行方不明の師匠。
何となく彼女も異世界にいるような感じなんですが、どうなんでしょう?

 

ジンタ専用の増幅器となったハヅキと、ジンタの今後の活躍にも期待できそうです。男女の相棒モノ結構好きなので、この展開はワクワクしました(´∀`*)
ラストは、隣国のお姫様が登場し、「城を丸ごと運んで欲しい」という依頼をジンタのもとに持ち込んできました。
この依頼をどう遂行するのか、次巻を楽しみに待とうと思います。

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