殺意と調和のダストシャングリラ

『殺意と調和のダストシャングリラ』(冬木冬貴著/角川スニーカー文庫)★★★☆☆

殺意と調和のダストシャングリラ (角川スニーカー文庫)
殺意と調和のダストシャングリラ (角川スニーカー文庫)

最近飽和状態な異世界召喚モノではありますが、終盤で明かされる様々な謎要素が結構意外なものだったりして、かなり変化球を狙ってきた印象を受けました。
少し文章やキャラがあっさりめなのが気になったものの、ストーリー構成は分かりやすいし面白い作品でした。
あらすじには「バトルロイヤル」とありますが、それはメインじゃないのでは?テーマはタイトル通り「殺意」と「調和」。そして舞台となるのは「ダストシャングリラ」です。
続刊ありきのラストなので、ちゃんと2巻が出るかどうかだけが気になるところ。

☆あらすじ☆
魔女vs騎士vs能力者vs半獣vs現代の高校生。修学旅行のバスが事故に遭い、見知らぬ孤島で目覚めた高校生・小鳥遊颯真。鬼の半獣に襲われた彼を救ったのは、リゼットと名乗る少女だった。彼女は、自分たちは魔女狩りを逃れてきた魔女で、この島で自衛している騎士団と抗争状態にあるというのだが…。獣化して自我を失ってしまった半獣、彼らと戦う能力者の陣営も巻き込んで展開する、廃棄された少年少女たちのバトルロイヤル。

以下、ネタバレありの感想です。

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100%の黒衣配達人1

『100%の黒衣配達人(むはいのブラッククーリエ)』(田口仙年堂著/角川スニーカー文庫)★★★☆☆

100%の黒衣配達人 (角川スニーカー文庫)
100%の黒衣配達人 (角川スニーカー文庫)

成功率100%、どんなものでも運べると自他共に認める運び屋が主人公のファンタジー作品。
主人公のもとに「荷物」として少女がやってきたところから物語が始まります。いかにもあやしげなこの依頼を遂行しようとしていたら大きな事件に巻き込まれて・・・・・・というお話。
良くも悪くもラノベスタンダードな作品ですが、世界観に何やら秘密がありそうなので今後面白くなっていきそうな雰囲気を感じました。

☆あらすじ☆
依頼料は超高額だが、必ず何でも届ける。成功率100%の運び屋、ジンタ・スティードのもとに依頼が舞い込む。今回はどんな荷物なのだろうか…。しかし、「はじめまして。私はハヅキです」その荷物は1人の少女で。「OK。その女―絶対に届けてやるよ」荷物の詳細を知る事なく、ジンタは王都へ少女を送り届けるが、何者かに妨害を受け、ハヅキの体に刻まれる「魔術刻印」が突如、発動してしまう。この少女の正体は―!?

以下、ネタバレありの感想です。

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