黒鋼の魔紋修復士〈ヒエラ・グラフィコス〉11


『黒鋼の魔紋修復士11』(嬉野秋彦著/ファミ通文庫)★★★★★

黒鋼の魔紋修復士11 (ファミ通文庫)
黒鋼の魔紋修復士11 (ファミ通文庫)

前巻の感想はこちらから
黒鋼の魔紋修復士10 : みかこの読書日記

思春期か!
ディーが可愛すぎてツラいです。
前巻ラストから完全にラブロマンス化した本シリーズ。読みながらニヤニヤするので外で読むことはおすすめしません。
ラブロマンスも絶好調ですが、シリーズ全体も大きく動き出し、クライマックスに向けてどんどん盛り上がっています。
ここにくるまで大量の国名人名伏線をばらまき放題だったわけですが、それらが一つの結末に向けて集まっていく感じにとてもゾクゾクしますね。このシリーズ最高すぎる!

☆あらすじ☆
カリン、シャキーラを一蹴しアーマッドを去ったオルヴィエトとルキウス。重鎮であったリヒテルナッハ家の罪を問う声は大きく、連座としてディーも獄中の身となってしまう。誰よりも信頼していたふたりを失い捨て鉢になるディーだが、彼の下を訪れたカリンから、同盟各国で起こる破壊活動にルキウスが加担していること、さらに自分への恩赦のため、ヴァレリアがイサークと婚約するという噂を知らされる。気持ちの揺らぐディーは決死の行動に出るが…!

以下、ネタバレありの感想です。

 

オルヴィエトとルキウスの裏切りにより、連座を問われて投獄されたディミタール。そんな彼のもとに、ヴァレリアとイサークの婚約の噂が届く・・・・・・というあらすじからしてもうドキドキが止まりませんよね。
なんていったって、前巻のラストはアレですから。ほら。むちゅむちゅムチュール・・・(作者あとがき談。ムチュールって何かと思ったらポケモンかよ!画像検索してコーヒーふいた)

 

国を出たオルヴィエトたちの不穏な活動も気になるものの、噂を聞いたディミタールの行動のほうがとても気になって仕方ない。

と思ってたらかなり行動早かったですね!あっという間に脱獄しちゃった!
そこからはもうニヤニヤせずにいられない行動とセリフのオンパレード。ディーさんは私を萌え殺す気なんだわ・・・。
ヴァレリアとディーの口喧嘩が可愛すぎて、「あれ?これほんとに黒鋼の魔紋修復士?別シリーズ?」とか思ってしまうレベルです。
ヴァレリアに気持ちをはっきりさせろと詰め寄られて口ごもるディーとか萌えキャラすぎて砂糖吐くよ!年上の女が好きな理由とか、誰も聞いてないから!!w

はぁ・・・ディーのデレは史上空前の破壊力でした。初期はあんなにツンツンしてて全くデレる気配なかったのに。体冷やさないように毛布で包んであげたり(注・簀巻き)、頑張ったら頭撫でてあげたりとか、不器用な優しさが行動ににじみ出てて、ほんとに初期と同一人物なのか。

こ れ が 恋 と い う も の で し ょ う か !!!!ww

 

ああスッキリしたヾ(๑╹ヮ╹๑)ノ”

 

そんなディーの罪は、なんとかなりましたね。
シャキーラの秘策については大方の予想通りといったところでしょうか。
晴れて無罪放免となり、再びヴァレリアの専属に戻れて良かった・・・・・・んですが、もはや一緒にいさせて大丈夫なのかww
でも復帰初任務での2人の、信頼し合ったツーカーの相棒という雰囲気はとても好きなんでこのまま頑張ってください!ほんと良いコンビになったよなぁ。長かった。。。

 

いちゃいちゃバカップル化したディーとヴァレリアはおいといて。
物語もいよいよクライマックスに向けて加速してまいりました。
オルヴィエトやルキウスたちは、ダンテたちと合流しユールローグにかくまわれていますが、その状態でアーマッドを追い詰めるかのような破壊活動に勤しんでいました。
ルキウスのメンタルが深刻にやばそうです。そんなにディーが好きだったのか。あと、ディヤウスって何だろう?

ルキウスたちが同盟諸国を刺激する行動をとることで、アーマッド側はその対応に追われるのが11巻の流れだったわけですが、彼らの行動の目的はどうもそれだけではない??詳しいことがわかるのは次巻以降になるのでしょうが、シリルとラムピトーが神巫ジョナス・ライダムナルの暗殺を狙っているのはどう関係してくるのでしょう?

 

神話絡みの話もどんどん核心に迫っている感じがありますね。
魔紋を消し去るガントレットの正体とか、離宮の地下に隠されている秘密とか・・・。

 

ビゲロウのギャラリナのほうも不穏。誰の返り血なんだ・・・まさかクーデター?

 

1巻からここに至るまでの人物や各勢力が一気に動き出してきた感じがありますね。とてもワクワクします!
もちろん晴れて両想いになった(?)ディーとヴァレリアの甘甘な展開にもかなり期待しています(´∀`*)
一線超えていいよフラグが出た気がするんですが大丈夫ですか!
ガチャピンクとイサークのほうもこれで完全にフラグが立った気がするので、このままの勢いでいっちゃってほしいな。

次巻は春頃発売で、このシリーズは全13巻になる予定だとか。完結は夏かぁ。とても楽しみです!

 

余談。
あとがきで嬉野先生が、簡単にモテモテになる主人公というご都合主義が受け入れられないからこの作品では恋愛距離感の推移を描くのを大きなテーマとした、と書いていらっしゃいました。
本当に素晴らしい志。そして見事に成功していると思います。
1巻読んだときにディー嫌いとか書いてすみませんでした。既刊11巻読んだ現在、めちゃくちゃ好きな主人公です。
私はツンデレ主人公の極致を見た・・・・・・っ |゚Д゚)))

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