対魔導学園35試験小隊7 逆襲の紅蓮


『対魔導学園35試験小隊 7.逆襲の紅蓮』(柳実冬貴著/富士見ファンタジア文庫)★★★★☆

対魔導学園35試験小隊 7.逆襲の紅蓮 富士見ファンタジア文庫
対魔導学園35試験小隊 7.逆襲の紅蓮 富士見ファンタジア文庫

前巻の感想はこちらから
対魔導学園35試験小隊6 瑠璃色の再契約 | 晴れたら読書を

タケルが内側にいた1月の間、小隊メンバーが何をしていたかが明かされるシリーズ第7巻。
桜花の仇もついに登場です。
途中の女子会に不覚にもニヤニヤしてしまいましたw

☆あらすじ☆
残存する魔力の脅威を取り締まる『異端審問官』の育成機関、通称『対魔導学園』には、劣等生の寄せ集め部隊『第35試験小隊』が存在する。タケルを欠いた小隊の面々は、純潔の徒殲滅作戦の最前線にいた。タケルのかわりに隊長を務める桜花は、戦果を上げようと逸るが、その前に因縁の魔女が姿を現す。「さあ―あなたの笑顔を、私が作ってあげるからね」桜花の人生を狂わせた忌まわしき仇―ラフメーカー。復讐を果たすこと、仲間を守ること。桜花は二つの想いの間で激しく揺れるが、ラフメーカーの力はあまりにも強大で…!?絆の炎が紅く燃える学園アクションファンタジー!

以下、ネタバレありの感想です。

 

脱獄etc.の罰として審問会と幻想教団の戦争の最前線へと贈られることになった桜花たち小隊メンバー。
監視役の京夜はいるものの、実質たった3人での小隊。
数々の修羅場をくぐってきたものの、本格的な戦場は初めてということで勝手が違う様子がうかがえてハラハラしました。

そんな中でもうさぎはほんとよく頑張ってました。小隊で一番成長したのってうさぎなんじゃないだろうか。

 

ただ今回は桜花のターンですが。

因縁の仇、ラフメーカーが登場し、復讐と仲間のどちらをとるか迷う桜花の葛藤を描いた話でした。

ラフメーカーの正体が発覚する前後の不気味さがまるでホラー小説のようでした。でも蓋をあけてみれば今まで以上に哀れな敵であることがわかったりして複雑な気分に・・・・・・。
異常者なんだけど、中途半場にまともな人間として生きた記憶があるせいで、カオスすぎる存在になっていたのがかわいそうな悪役でした。「ラフメーカー」だったことも「ミムラス」だったことも、そこからまた「ラフメーカー」に戻ったことも、なにひとつとってみても彼女が自分から選んだ結果とは純粋に言えないのがきつい。桜花はラフメーカーを否定していましたが、なんだかそれで切り捨てるにはあんまりなような。桜花が与えた罰といい、こんなヤツを相手に復讐を果たしたところで、確かに虚しいだけかもしれませんね。復讐を果たした桜花がタケルに泣きすがるシーンはかなり切なかったです。

 

ラフメーカーに絡んで、桜花の素性もやっと出てきました。
魔女の娘だったわけですが、そこらへんの事情はとくにしこりなく受け止めてましたね、意外というかこれも成長の証というか。
義父の正体とか家族が虐殺された経緯とかは予想外でした。そんな昔から理事長の被害にあっていたとは(´・ω・`)

鐡隊長との関係も明らかになりましたし、これでようやく主要メンバーの人物相関図が浮かび上がってきた感じでしょうか。肝心の理事長の正体についてはまだ謎が多いですが。

 

無事に小隊メンバーと合流できたタケル。
審問会から離れてとりあえずは反体制派に合流するようですが、ここからどう展開していくのか気になります。

 

それにしてもこのシリーズにしては珍しくシリアス一辺倒でした(肝心のタケルがほぼ不在の桜花主役回だからかな?)
唯一の癒やしは途中の女子会。
みんなタケルのこと好きだって告白しあってますけど、あれ、全員合意のハーレムエンドフラグですか・・・?((((;゚Д゚))))

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