逃奏劇〈エクゾダス〉リアクターズ1 阿頼耶識冥清の非日常(ラブコメ)


『逃奏劇リアクターズ1 阿頼耶識冥清の非日常』(塀流通留著/MF文庫J)★★☆☆☆

逃奏劇リアクターズ 1 阿頼耶識冥清の非日常 MF文庫J
逃奏劇リアクターズ 1 阿頼耶識冥清の非日常 MF文庫J

第10回MF文庫Jライトノベル新人賞優秀賞受賞作。
天才陰陽師の主人公が、女の子とのラブコメに憧れて彼にとっての非日常の世界に飛び出す、という物語。ラブコメよりも異能バトルの方がメインです。
文章も読みやすかったし、特に欠点も思いつかないのですが長所も思いつかない作品でした。ひっかかるものがなく、正直面白くなかったです・・・。もう一歩テンプレから外れた何かが欲しかった気もします。スマホを駆使するところなんかけっこう現代ナイズされていて良かったんですけど、なんだか今イチ乗り切れなかったんですよねぇ。
あと、漢字の使い方がちょっとクドいかも。ノリの軽さに見合った使い方じゃなかったのもバランス悪く感じました。

☆あらすじ☆
「さよなら日常!そしてこんにちは非日常!」次代の最強異能者―阿頼耶識冥清。彼はラブとコメが溢れる非日常を求め、殺伐異能バトル三昧の日常から逃亡した―。クラスの友人とのバカ騒ぎで女子に避けられたり友人主催の合コンで撃沈したり不思議大好き美少女のせいで異能でバトったりもしたけれど、逃亡先での日々は概ね平凡。幸福な非日常を満喫していた。―だが、過去は決して彼を見逃してはくれない。陰陽八家序列第一位、阿頼耶識家が嫡男。“真言”ではない“新言”という新法則を生み出す程の天才である冥清の非日常は、幼なじみ兼式神の少女の来訪を機に日常へと塗り替えられる―!異能バトル×ラブコメのハイブリッド現代ファンタジー!

以下、ネタバレありの感想です。

 

主人公は、陰陽師の名門・阿頼耶識家の跡取り息子である冥清
自身も天才陰陽師であり将来を嘱望された存在でありながら、俺の青春がこれで終わるのなんて納得できない!ということで異能バトル尽くしの日常から飛び出すことを決意します。
そうして家出をした彼は念願叶ってラブコメがある(はずの)非日常な学園生活を営むことになるが、一方で生家のほうでも懸賞金をかけて冥清を連れ出そうとしていて・・・・・・というお話でした。

 

とりあえず漢字の変換がめんどくさい!

 

異能バトルな日常から学園ラブコメな非日常へ、そしてそんな非日常を守るための逃走劇、というコンセプトは面白かったです。あと、陰陽術をスマホで起動したり云々したりするのも今時っぽくて悪くなかったです。
バトル描写も特に不満はないし、たぶんこれに乗り切れなかったのは私の方に問題があるだけな気がします(陰陽師ものに対してハードルが上がってる気がする・・・)。すぐに読めない漢字を使いまくるのに術式は横文字英文なのかぁ(´・ω・`)と思ってしまったこともあり、そこらへんのバランス感覚が私とは合わなかった気がします。

 

ストーリーは予想以上に異能バトルメインでしたが、もちろんラブコメパートもありました。
冥清を追ってきた鬼姫と、同級生の八雲の間で熱い三角関係が繰り広げられそうな予感もします。
鬼姫が特に可愛かったです。幼馴染みは負けフラグに必死に抗おうと一生懸命なところが良いです。あと、をんさんの赤スーツイラストがやたら格好良かったです。

個人的な好みとしてはもうちょっとラブコメメインでも良かったかなぁと思います。
異能バトルものとしてはテンプレから抜け出せなかったかなぁと感じたので。

 

次巻はもう少しラブコメパートの配分が増えるでしょうか。それとも異能バトルに突き進むのでしょうか。そこらへんはちょっと気になりますが、買うかはわからないです。

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