月と夜の物語2 流浪の双児と炎の魔術師


『月と夜の物語 流浪の双児と炎の魔術師』(小椋春歌著/ビーズログ文庫)★★★★☆

月と夜の物語 流浪の双児と炎の魔術師 (ビーズログ文庫)
月と夜の物語 流浪の双児と炎の魔術師 (ビーズログ文庫)

面白かったーーー!!
今回もザインさんはフルスロットル状態ですが、空回りはより激しくなっています。しかし黒いなぁー。ほんとドス黒いw
そんなザインに付け狙われるライラ(あれ、ザインさんヒーローだったっけ?)。
前回は「ライラ逃げてちょお逃げてー!」と思わずにはいられなかったのですが、今巻を読むと「あ、大丈夫だわこの子」と確信を持たせてくれる安心仕様です。
天然魔性に翻弄されるザインが楽しくて、読みながらずっと笑いっぱなしでした。
ストーリーも前巻同様千夜一夜風で、金銀財宝と魔術の飛び交う派手で楽しいものでしたし、ちゃんと続きもあるとか!?楽しみです!!

☆あらすじ☆
教主の娘を救い出し、仲間と魔神の城に住むことになった魔術師のライラ。一方で、紳士的だけどちょっぴり強引な剣士ザインの求婚には答えが出せずにいた。そんなライラの元に、姉の行方を捜してほしいと少年が城にやってくる。ザインには城から出ないよう言われていたけど、少年の必死な様子に魔術で外に出た…ところ、奴隷商人に捕まって競売にかけられ―!?アラビアンラブ第二章!

以下、ネタバレありの感想です。

 

前巻の流れから、魔神の城で6人暮らしをしていたライラ。
そんな彼女のもとに現れたのは攫われた姉を探して欲しいという少年・ファリド
ザインやシャールカーンたちが留守であるため、マルジャールと二人でファリドの姉を探すためにベルガ王国を訪れることになるも、そこで王家にかかわる陰謀に巻き込まれることになる、というのが今回のストーリーです。

 

あれー?今回はザインとは別行動なの?と一瞬でも思った自分は浅はかでした。
そんなはずないですよねー!
ライラのピンチを察知したわけでもないのに、速攻で帰って速攻で救出に向かったザインさんまじザインさん。
競りのシーンは最高でした。他人の金を景気よく使いすぎでしょう!でも、「やべぇつり上げたは良いけど金がない!」てところでさっそうとダハナシュが現れた場面は、いかにもアラビアンな感じで、この巻屈指のお気に入りシーンになりました。

 

あと、前巻の求婚は流されたのかと思いきや、単に「待て」の状態でしたね。
ライラも粘ります。基本的に流されまくってるライラですが、最後の一線だけは流されちゃいけないことはわかってるようです。まぁ、それ以外はゆるゆるですが。ガード甘ぇ!
それにしても拒否り方が天然魔性すぎますwwこれはダメですwザインさん空回るのも仕方ないwww
ほぼずっと押せ押せ状態のザインさんが「よっしゃ落ちた!」→「・・・え、おちて、る?」→「これ落ちてるってことでいいのか?」→「落ちてねーのかよ!」ってなる流れが最高に楽しすぎました。いいぞもっとやれ!

 

ストーリーの方も面白かったです。
ファリドたち姉妹についてはサブタイトルが盛大にネタバレしてくれちゃってるので言うことは特にないのですし、ルスタムが黒幕なのもストレートでした。
もう少しひねりが欲しかったような気もしますが、ライラが自分の才能に向き合うためには良いエピソードだったんじゃないでしょうか。
これで世界最強の魔術師を目指す話をしてくれてもいいんですが、・・・・・・まぁ多分そうはならないでしょうね。

 

自分の魔術と向き合う覚悟を決め、師匠を得たライラ。
これでライラについては一段落でしょうか?ということは次回はザインのターンかな?ザインの過去に関係しているらしい女性の名前とか出てきましたし。
今回全く出てこなかったシャールカーンやルーダイナたちがどうなっているのかも気になります。
あとがきにはちゃんと続くと明言されていたので、きっと3巻もすぐ出してくれるはず。というか本当にこのままシリーズ化してほしいくらい好きなシリーズなんで3巻とはいわず5巻でも6巻でも続いてほしいのですが。
なんにせよ、続きがとても楽しみです!

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