魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉9


『魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉9』(川口士著/MF文庫J)★★★★☆

魔弾の王と戦姫 9 MF文庫J
魔弾の王と戦姫 9 MF文庫J

前巻の感想はこちらから
魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉8 | 晴れたら読書を

今回から絵師がよし☆ヲさんから片桐雛太さんに変更。キャラの雰囲気は結構似ているのでさして違和感を覚えずに読むことができました。新絵師さんのティグルのほうが私のイメージ通りでしたし(アニメ絵に近い)。
肝心の本編は次回への準備回、というかエリザヴェータとウルスの関係を掘り下げる話でした(上げて落とす予感に震える)
主人公以外にも、色々な場所で色々な勢力がうごめいていて、なんだかとても不穏です。うう、ラストもあんなんでしたし、早く続きを読まなきゃ。

☆あらすじ☆
ジスタート王国の次期国王の座をめぐる騒乱を鎮圧するために、自軍を率いて出立したエレン。出向いた先で合流した“雷渦の閃姫”エリザヴェータの側に、行方不明だったティグルを発見する。しかしティグルは記憶を失っており、エリザヴェータの従者“ウルス”と名乗った。エレンのことも思い出せないという。その言葉にショックを隠せないエレンだが、おとなしく引き下がれるわけはない。だが、エリザヴェータもはじめての部下である“ウルス”を手放すつもりはなかった。戦姫同士の激突は避けられないのか。ジスタート国内の陰謀や思惑も加わり、ティグルの運命は嵐よりも大きな動乱に飲み込まれようとしていた。大人気美少女戦記ファンタジー、第9弾!

以下、ネタバレありの感想です。

 

ティグルの記憶喪失が引き起こした、エレンとエリザヴェータの不穏な会合。
エレンが大人の対応を見せたことで事なきを得ましたが、これでティグルの記憶が戻ったらどうなってしまうんでしょう。

 

というか、今回は「ウルスがティグルに戻っちゃったらどうするんだよぉおお!!」と叫びたくなるくらい、エリザヴェータとウルスを仲良しにするお話でした。
エリザヴェータがせっせとウルスのルヴーシュでの地位を与えようとする姿が切ない。そして可愛い。頭なでなでとか、可愛さが爆発してもうエリザヴェータがメインヒロインで良いよと思っちゃうレベル。

エリザヴェータは戦姫ではあるものの、エレンやサーシャほど強くなく、ミラほど貴族的ではなく、ソフィーほど大人でなく、オルガほどは子供じゃない。そして、ヴァレンティナほど腹黒くもない。
なんというか、等身大の18歳という感じがしてとても良いです。一生懸命、戦姫であろうとする姿がいじらしいです。現段階で一番好きなヒロインかも(エレンも捨てがたいけど・・・悩ましい!)
彼女は1部なんかではどうにも悪役っぽい役回りではあったのですが、それをエリザヴェータ側から見ると仕方なかったんだよと擁護してあげたくなるんですよね(作者の意図だとはわかってる)。特に父親に対する葛藤はちょっと悲しい気持ちになりました。

 

そんなエリザヴェータとウルスの交流がメインとなる今回。
ティグルじゃなくなっても戦姫キラーは変わらずの主人公。天然タラシめ!エレンと似たようなデートしたとかバレたら、あああ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

 

エリザヴェータとウルスが仲良くしている一方で、いろんな場所で不穏な動きが。
ブリューヌに内乱がまた起こるのでしょうかお久しぶりのガヌロン公爵一味が動き出しましたね。
ビドゴーシュ公爵たちの争いには決着がつけられたものの、ジスタート国内もまだまだ安定しそうにないです。

 

そして化け物たちは「弓」を狙ってまたも動き出しました。

今回はヤガーが登場。
エリザヴェータからヤガーの気配だかなんだかがあるという、あれの真相が明らかに。相手が何かを知らずに力を求めちゃっていたんですね。あの怪力は戦姫だからかと思ってたのに(だってエレンとかああだし)

ヤガーの襲撃はティッタを介したティル=ナ=ファによって黒い弓が戻されたことによってどうにかしのげたようですが、ラストはまた急展開。
記憶を取り戻しかけた状態のウルスの前に現れたムオジネルのダーマード
ここでムオジネルが出てくるのか!2年後だと思っていたせいで、予想外でした。
ああ続きが気になる!早く読まなきゃ!

魔弾の王と戦姫 9 MF文庫J魔弾の王と戦姫 9 MF文庫J
川口 士,片桐 雛太,よし☆ヲKADOKAWA / メディアファクトリー
売り上げランキング : 94Amazonで詳しく見る
スポンサーリンク
 
0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。