とある飛空士への恋歌4


『とある飛空士への恋歌4』(犬村小六著/小学館ガガガ文庫)★★★★★

ガガガ文庫 とある飛空士への恋歌4(イラスト完全版)
ガガガ文庫 とある飛空士への恋歌4(イラスト完全版)

もう本当に最高ですね、この作品は。
前巻以上に熱い空戦。命を燃やす学生たち。
そして、まさしく「恋歌」というタイトルに相応しいストーリー展開。
ついにカルエルとクレアの関係にも、来たるべき変化の時が・・・・・・!

☆あらすじ☆
はじめて愛した人は、最愛の母の仇だった。

「大好きだから……さよなら」級友の死に苛まれていたカルエルとクレアは、
想い出の湖畔で思いがけず再会する。
お互いの気持ちを確かめるため、正体を明かしたカルエルだったが、クレアには別れを告げられてしまう――。
一方「空の一族」との戦いで多くの仲間を失い、疲弊した飛空科生徒たちは、
悩みと苦しみを抱えたまま、再び決戦の空へ向かうこととなる。
仲間の思いを受け継ぎ、潰滅の危機に瀕している大好きなイスラを、大切なひとを守るために……。
超弩級スカイ・オペラ「飛空士」シリーズ、驚天動地のクライマックス!!

以下、ネタバレありの感想です。

 

冒頭の追悼シーンのせいで、またも涙がぶり返してしまったじゃないですかー。
寮生たちの喪失感が伝わってきて胸が苦しい・・・・・・。

そして、クレアはカルに真実を打ち明けてしまいました
もう限界だったんだろうな。
カルの告白が引き金を引いてしまったんですよね(やっぱり本命ヒロインはクレアだったか)。
お互いの正体を知ってしまうあのシーンは、この瞬間を覚悟していながらも切なかったです。イヤなことは続くんだ。
お互いに好きなのに、やっぱりこうなっちゃうんですね。
カルの剥き出しの憎しみを全部受け止めて、自分で自分を追い詰めるクレアが本当に痛々しかったです。

 

絶望の挙げ句に自失してしまったカル。
そんなカルを立ち上がらせたのは、意外にもあのイグナシオ
彼の正体は完全に予想外でした。そしてツンデレかー。その属性も予想外。

 

一方で、イスラの仲間たちも前回の戦いでいやおうなく変わっていってしまいました。
アリーが飛空士への夢を絶たれたというのがきつい。これで父の夢はカルエルだけに託されたことになってしまいました。
アリーの転身も衝撃的だったのですが、今回一番目立っていたのはノリアキとベンジャミン
こいつら格好良すぎるよ!
怖い怖いと叫びながらも逃げずにイスラや恋した女の子を守り抜いた姿に、本当に感動しました!
終盤は、もうダメかと思ってしまいましたが・・・・・・これ以上泣かせないでよ。そして、ここぞという時でヒーローよろしく現れるバンデラス先生マジダンディ。

 

激戦の連続を締めくくるのは、クレアの「恋歌」
鳥肌がぶわーっとたちました。ここで風呼びの力が復活するのか。恋の力ってすごい。
それを後押ししたカルの「生きろ」の一言も素晴らしかったです。すっかりいい男になっちゃって。ヘタレマザコンのボンボンだったくせにね。
カルも過去の呪縛からやっと解放されたようで安心しました。

クレアの力によって空族を退けたイスラ。
レヴァームのエル・バステルとも無事に合流を果たしたしこれでもう安心か、と思いきや。

ラストの展開はどういうこと!?

早く最終巻を読まなきゃ!!!!

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