魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉4


『魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉4』(川口士著/MF文庫J)★★★★☆

魔弾の王と戦姫 4 (MF文庫J)
魔弾の王と戦姫 4 (MF文庫J)

濃度高めの1冊でした。
エレン不在で戦いに挑むティグル。二万の敵軍に対し、わずか二千の自軍でどう立ち向かうか。
緊張感あふれる展開の連続にハラハラしました!
そして最後の方では気になっていたアレの真相も明らかになったりして、ティグル側にまたも大きな動きが。続きが気になります。

☆あらすじ☆
ムオジネル軍、襲来す。エレンとリムの不在、疲れきった兵、自軍の十倍の敵兵。様々な困難を抱えながら、ティグルは“銀の流星軍”を率いムオジネル軍に挑む。圧倒的な戦力差に窮地に陥るティグルだったが、そこに意外な人物が現れ…?一方ジスタートに帰還したエレンは、病床の親友サーシャとの再会もつかの間、“雷渦の閃姫”エリザヴェータとの戦いに臨む。「一度だけ機会をやる。いますぐ這いつくばり、レグニーツァの民に許しを請え」「お断りしますわ」「ならば―くたばれ」交錯する想い。巻き起こる戦火。そして、明かされる驚愕の事実とは―大ヒット美少女戦記ファンタジー、第4弾。いま、“英雄”は産声を上げる。

以下、ネタバレありの感想です。

 

戦姫であり親友サーシャを救うためにジスタートに戻ったエレン。
今回は戦姫2人が新たに登場。
サーシャのほうは、病の原因に何か秘密でもあるんでしょうか。戦えない彼女を竜具が見捨てないことが伏線に思えて仕方ありません。
そして、サーシャの領地に攻め入った戦姫エリザヴェータ
イラストと口絵とこれまでの彼女の評判から魔女みたいなキャラを想像していたのですが、苛烈だけど真っ当な女領主タイプで意外でした。
エリザヴェータには何か裏がありそうですが(膂力UPの秘密とか)、そこらへんはまだ伏線の段階ですね。怪しげな勢力がいっぱいありすぎて、それのどこに彼女が位置しているのかはまだ予想出来そうにないです。

 

一方、残されたティグルは、目の前の民を救うために自軍の十倍の規模のムオジネル軍と戦うことを決意します。
「オルメア会戦」の序盤はなんとか知略で切り抜けたものの、圧倒的物量差でみるみる追い詰められていくティグルを救ったのは、戦姫リュドミラ
リュドミラ、完全にツンデレ化してる・・・・・・。
今回はエレン&リムが不在だったせいで、メインヒロイン並の大活躍でした。最後の展開といい、戦姫ハーレム待ったなしですね。

 

連続するピンチを切り抜けてなんとかムオジネル軍を撤退させたティグル。
ムオジネル軍の指揮官クレイシュが盛大にティグルを褒め称えようとしているですが、これは何かの伏線でしょうか?あらすじの「産声」を考えれば、この人のせいで(?)ティグルの勇名が諸国に響き渡る展開になるのかな?
それにしても、引き際の赤髭さんがずる賢すぎてちょっと面白かったですw

 

その一方で、1巻から不審に思っていた一つの事実の真相が明らかに。
やっぱりレグナス王子死んでいなかったのかぁ(;・∀・)なんか不思議な書き方してるとは思っていたんですが、女の子だったとは。
作中指摘されているように、こんな状態の王女を抱えることはかなり難しいのですが、ティグル自身がすでに反逆者扱いだし、起死回生の一手にはなりうるってことなんでしょうか。
とりあえずは、ガヌロン公の領地ルナティアにある王家の者だけが開けられる扉で、系統を証明するということで話がついたところで次巻に続く。
5巻は対ガヌロン公との戦いになるんのでしょうか。ガヌロン公はまだまだ不明瞭な不気味な存在なので、どう戦うことになるのか楽しみです。

 

テナルディエ公爵お抱え占い師ドレカヴァクの動向も不審。今回は彼の協力者(?)ヴォジャノーイがティグルにちょっかいをかけていましたが、正体がカエルの化け物。てことは、ドレカヴァクもやっぱり人間じゃないのか?
ドレカヴァクが連れてきた竜もいずれティグルが倒さなければならなくなるのかもしれませんが、今後さらにティグルに干渉してきそうです。この老人の正体も目的も今のところ謎すぎですね・・・・・・。
ティグルも弓の力を徐々に引き出せるようになってきているし、ここらへんのファンタジー要素はこれからますます強くなっていきそうで期待です。

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