ショコラトルの恋の魔法 初恋の姫とスイーツ嫌いの伯爵


『ショコラトルの恋の魔法 初恋の姫とスイーツ嫌いの伯爵』(岡野麻里安著/講談社X文庫ホワイトハート)★★★☆☆

ショコラトルの恋の魔法 初恋の姫とスイーツ嫌いの伯爵 (講談社X文庫ホワイトハート)
ショコラトルの恋の魔法 初恋の姫とスイーツ嫌いの伯爵 (講談社X文庫ホワイトハート)

懐かしい雰囲気の少女小説でした。
親の決めた婚約者と会うのがイヤで家から飛び出したお転婆な貴族令嬢が、城下街で美青年と出会って恋に落ちる。そんな令嬢の悩みを受け止めるのは不思議なチョコレートハウスの主人で・・・というストーリー。
割と最初から展開が読めちゃう王道ラブストーリーなのですが、それが良い。読んでいてほんわかとした気持ちになりました。
優しい糖分を補給したい方におすすめです。

☆あらすじ☆
お転婆で甘やかされて育ったアンは男爵家の令嬢。父親の決めた結婚話が嫌で、双子の弟を身代わりに残して、城を飛び出してしまう。弟の服で男装したまま城下で出会ったのは、銀髪にエメラルドの瞳の貴公子。名も知らないその人に反発しながらも恋心を抱いたアンは、変わり者の店主がいるチョコレートハウス「ショコラトル」に迷いこみ、貴公子との再会を果たす。ショコラトルを舞台に繰り広げられる甘い恋と「不思議」の物語。「ようこそ、ショコラトルへ、君の話が面白ければお代はいらないよ」

以下、ネタバレありの感想です。

団子鼻の中年と結婚させられることを嫌がって家出してしまった男爵令嬢・アン
あまり器量よしとはいえない婚約者と会うために王都から来ていた貴公子・トリスタン
そして、アンとトリスタンの恋路を優しく見守りながら、チョコレートで少しだけ手助けする不思議な「ショコラトル」店主・パトリックとその相棒の妖精ファルコ
物語は、ミステリアスだけど穏やかなパトリックの雰囲気そのままに優しく進んでいきます。

 

名前とか肖像画の描写とかが全然違っていても、アンとトリスタンが婚約者同士であることはすぐに分かってしまいました。
というか、わかりやすすぎて何か裏があるのかと疑ったのですが、そんなこともなく(こういう穿った読み方はダメなのに・・・・・・したくないのに・・・・・・)まっすぐ王道的に話がすすんでいきます。
ただ、ファンタジーな要素がけっこう入っていて、パトリックとファルコの存在は物語にほどよいアクセントになっていたと思います。
そして作中で頻繁に出てくるチョコレートが美味しそうでしかたありませんでした。夜に読むべき本じゃないですw

 

アンとトリスタンがお互いの素性を知らないまま恋に落ちていくというのは、可愛くてすごくニヤニヤしました(´∀`*)
特に終盤、アンがトリスタン=バート伯爵だと知った後の、面白いくらい見事に会話が噛み合わなくてすれ違う展開が楽しかったです!雰囲気的にハッピーエンドは間違いないから安心して読めましたしね。
そしてお互いの素性が分かってからのいちゃいちゃっぷりが!甘い!!あまーい!
全3巻を予定したストーリーらしいのですが、1巻時点でこれって残り2冊はどうなっちゃうんですか。とても楽しみです。

 

騒動の原因をつくった肖像画の取り違えはトリスタンへの嫌がらせにロバートがやったのかと思っていたんですが、むしろ逆でしたね。
誰がアンの肖像画を入れ替えたのか?
別に外部に出す肖像画を用意して、トリスタンにはちゃんとアンの顔を見せてあげれば良かったのに、と思わなくもなかったり。
でも、彼の性格的に演技できそうにないからしょうがないんでしょうか?
「俺の婚約者、あんまり可愛くない・・・(´・ω・`)」て顔をトリスタンがしてたからロバートも油断してたのかもしれないし(それもヒドイ話ですが)。
あと、(どうでもいいんですが)どうしてアンのパパはチェス仲間の肖像画なんて持ってたんでしょうねww関係ないのに容姿をディスられたブラウンさんはとんだ貧乏くじでしたw

 

次巻も楽しみです!
続きはどういう話になるんでしょうね。
あとがきには、アンとトリスタンの恋の進展を中心に、ショコラトルに出入りするお客さんの人情話を書く予定とありましたが・・・。
アンとトリスタンは、ロバートと戦う(?)展開になるんでしょうが、アンの双子の弟・クリスの話とかもあるんでしょうか。
「ショコラトル」を舞台にするわけだからセブンオークから離れるわけではなさそうですが。
でも舞台を王都にうつしても、パトリックさん普通にいそうだ・・・・・・w

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岡野 麻里安,カズアキ講談社
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