『ショコラトルの恋の魔法 初恋の姫とスイーツ嫌いの伯爵』(岡野麻里安著/講談社X文庫ホワイトハート)★★★☆☆
ショコラトルの恋の魔法 初恋の姫とスイーツ嫌いの伯爵 (講談社X文庫ホワイトハート)
懐かしい雰囲気の少女小説でした。
親の決めた婚約者と会うのがイヤで家から飛び出したお転婆な貴族令嬢が、城下街で美青年と出会って恋に落ちる。そんな令嬢の悩みを受け止めるのは不思議なチョコレートハウスの主人で・・・というストーリー。
割と最初から展開が読めちゃう王道ラブストーリーなのですが、それが良い。読んでいてほんわかとした気持ちになりました。
優しい糖分を補給したい方におすすめです。
☆あらすじ☆
お転婆で甘やかされて育ったアンは男爵家の令嬢。父親の決めた結婚話が嫌で、双子の弟を身代わりに残して、城を飛び出してしまう。弟の服で男装したまま城下で出会ったのは、銀髪にエメラルドの瞳の貴公子。名も知らないその人に反発しながらも恋心を抱いたアンは、変わり者の店主がいるチョコレートハウス「ショコラトル」に迷いこみ、貴公子との再会を果たす。ショコラトルを舞台に繰り広げられる甘い恋と「不思議」の物語。「ようこそ、ショコラトルへ、君の話が面白ければお代はいらないよ」
以下、ネタバレありの感想です。