『スキュラ&カリュブディス 死の口吻』(相沢沙呼著/新潮文庫NEX)★★★☆☆
すごかった(゜Д゜)
官能と百合と異能バトル・・・・・・?
背表紙に書いてあったキャッチフレーズは「背徳の新伝奇ミステリ」なんですが、ミステリっぽい雰囲気はあるもののミステリではありません。
微グロ微エロな上に百合百合しいので、苦手な方はご注意を。私はそれなりに楽しく読めましたが、読後感がなんとも微妙な作品でした。
☆あらすじ☆
初夏。街では連続変死事件が起きていた。まるで狼に喰い千切られたような遺体。流通する麻薬。恍惚の表情で死んでいく少女たち。自らも死を求める高校生・此花ねむりは鈴原楓との出会いをきっかけに事件を調べ始める。だが、そこには3年前の殺人事件に繋がる驚愕の真実が隠されていた―。性と死、その果てに垣間見える少女の戦い。逸脱者たちが繰り広げる戦慄の新伝奇譚。
以下、ネタバレありの感想です。
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