『対魔導学園35試験小隊 1.英雄召喚』(柳実冬貴著/富士見ファンタジア文庫)★★★★☆

対魔導学園35試験小隊 1.英雄召喚 (富士見ファンタジア文庫)
ぱんぱかぱーん。
アニメ化するということだったので、KADOKAWAセールで買っちゃいました。電子書籍セールって怖いですね。積読の数とか安さの前には些細な問題になってしまいますから(買ってから思い出す)。
でも買って良かった。予想以上に面白かったです!
物語の舞台となるのは魔女や魔法使いの脅威に対抗する人間を育てる学園。最初は流行の教官ものかと思っていたのですが、そうではなく、紛う事なき劣等生たちが活躍する物語でした。
小隊メンバーの交流をみればスポ根テイストですが、そこにファンタジーの薄暗さや不気味さが加味されていて、そのバランスがとても私好み。
あと、バニーガールを見て泣いてしまう主人公に笑いました。コメディパートも楽しかったです。
全体的なストーリー展開も王道ですがわかりやすく熱いし、ラストの引きもなかなか。
これはアニメ映えしそうだなぁ。続きもアニメもとても楽しみです。
☆あらすじ☆
魔力を持つ人間が滅びようとしている世界―武力の頂点の座は剣から魔法、そして銃へと移り変わっていた。残存する魔力の脅威を取り締まる『異端審問官』の育成機関、通称『対魔導学園』に通う草薙タケルは、銃が全く使えず刀一本で戦う外れ者。そしてそんなタケルが率いる第35試験小隊は、またの名を『雑魚小隊』と呼ぶ、劣等生たちの寄せ集めだった。しかしある日、『魔女狩り』の資格を有する超エリートの拳銃使い・鳳桜花が入隊してくる。隊長であるタケルは、桜花たちと魔導遺産回収の任務に赴くのだが―。甦る『英雄』を地に還すのは少女の銃か、少年の剣か!?学園アクションファンタジー。
以下、ネタバレありの感想です。
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