クロス×レガリア8 王威の決戦


『クロス×レガリア 王威の決戦』(三田誠著/角川スニーカー文庫)★★★☆☆

クロス×レガリア 王威の決戦 (角川スニーカー文庫)
クロス×レガリア 王威の決戦 (角川スニーカー文庫)

最終巻です。
〈おに〉と鬼仙の戦いに決着がつくのですが、なかなか面白い方向に突き抜けたなぁという印象を受けました。これまでの登場人物総出演で、綺麗に幕を降ろした作品でした。

☆あらすじ☆
ひとつの戦いに幕が降りた。それは謀略も奇策も西王母の力の前にただただ薙ぎ払われる、それだけの結末だった。
「俺には取り戻さなきゃならない、守ると約束した助手がいる」
馳郎が再起する傍ら、ついに姿を現す白鳳六家、序列第一位・真朱真冬。彼女の登場により、“おに”と人の戦いは馳郎、ジン、西王母―王権を持つものが王の在り方を示す戦いへと舞台を移す。しかし尚も戦況は悪化の一途をたどり、馳郎はナタを守るため!?

以下、ネタバレありの感想です。

 

ついに始まった〈おに〉と鬼仙の戦争。
とはいえ、鬼仙側は西王母と少影(と鬼仙の影?)、操られたナタくらいしかいないのですが、西王母が強すぎてなぜか釣り合いがとれているという。
それぞれに面白い対戦カードが実現していました。
隼人がなぜか蓮花と意気投合(?)したのは意外でしたが、ちゃんと活躍できてラストでシスコン面目躍如になって(??)良かったね・・・・・

 

前回で鬼宝が使えるようになってしまった馳郎ですが、人間やめちゃいました。半鬼仙ってどこまで人間から離れてしまったんでしょうか?寿命とかどうなるんだろう?

 

前回に引き続き今回も、馳郎の始まりから揺らぐような真実が突きつけられたわけですが、前回ラストで吹っ切れた彼はもう迷いませんでした。
先代白翁が想像以上に何も考えずに馳郎に丸投げしていた事実には驚きましたが(=゚ω゚=;)白紙の未来に託すったって部外者なのになぁ、と不条理を考えずにいられなかったので(鬼仙に〈おに〉が負けたところで、人間には特に大きな不都合なさそうですし)

 

生存競争を下地にしているため、袋小路に迷い込みそうだった鬼仙と〈おに〉の争いですが、その場しのぎを貫き通す、という解決策はなかなか奇抜な発想で面白かったです。
鬼仙は宇宙に追い出しちゃうんですね・・・・・・。鬼仙側を叩きのめして要求を通すというのは、まぁ、シンプルなのかもしれませんが。最後あたりで西王母に愛着わいたから少し何とも言えない気持ちにはなりました。

 

全体的に面白いシリーズではあったし、物語そのものは綺麗に終わっているものの、1冊短縮しての完結はやっぱり残念です。人間関係の掘り下げがもう少し欲しかったなぁと思うので。特に蓮花をナタと馳郎の間に割り込ませるには、いまひとつエピソードが足りない気がしました。
・・・・・・どうせ三角関係に決着はつかなかったから別にいいんですけどね(引っ張ったんだからはっきりさせて欲しかった!)
あと、リコと北斗はマジで百合にいくのかよ!!!

 

でも、最後のナタと蓮花のイラストが最高に可愛かったので、最終的には満足です。

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