女騎士さん、ジャスコ行こうよ1


『女騎士さん、ジャスコ行こうよ』(伊藤ヒロ著/MF文庫J)★★★☆☆

女騎士さん、ジャスコ行こうよ (MF文庫J)
女騎士さん、ジャスコ行こうよ (MF文庫J)

Twitter等で「ジャスコってもうないの!?」と話題をさらったラノベ。読んじゃいました。
発売までの経緯を語る編集部ブログが面白かったし、この表紙の雰囲気がすごく良かったので。
内容は、異世界から現れた「くっころ」ちょろいんな女騎士と重度オタクのお姫様が、「ジャスコ」を巡り田舎に騒動を巻き起こす日常系コメディ。予想以上にくだらなくて読んでいて何度も笑いました。無駄にいっぱい伏線があるんですが、それが回収される瞬間の脱力具合がすごい。メタ発言がわからないところも結構多かったものの、勢いで読み切りました。
面白いというよりは楽しいというべき作品。軽い気分転換に丁度良かったです!

☆あらすじ☆
とあるど田舎、平家町に住む普通の高校生、瀬田燐一郎はある日、夜の田んぼで行き倒れているお姫様、ポーリリファと彼女に仕える女騎士、クラウゼラを発見する。二人はなんと異世界“魔法地平”から命からがら逃れてきたと言い出して、そこから始まるトンデモドタバタストーリー!?…と思いきや、「実は…この町では割とよくあることなんだ」「なんじゃと!?」
異世界人が珍しくない普通の田舎町で繰り広げられる女騎士系田舎日常コメディ、特に何事もなくのんびりスタートです。

以下、ネタバレありの感想です。

 

主人公麟一郎が拾ったのは、異世界からやってきた女騎士クラウとその主であるポー姫

実はクラウたちのいた異世界と日本に国交があったり、舞台となる平家町が(非人類を含む)亡命政府受け入れ政策をやっていたりで、異世界との境界はかなりゆるゆる。
なので、麟一郎も普通に異世界人の主従を受け入れます。ゆるいなー。

こういうゆる〜い感じに始まった異世界人の田舎ライフ。
しかし、それはクールジャパンに浸食された重度オタクであり、アニメ脳のエロゲプレイヤーでもあるポー姫(ひどい幼女だw)には耐えられない地獄だったのです。

 

クールジャパンに憧れを抱いていたポー姫がどれだけ絶望したか、無駄に具体的に想像できてなんかいやでした(^^;)「田舎あるある」がリアルすぎなんですよ。
正月におばあちゃんちに里帰りしたときのことを思い出しました。

 

そんな田舎に不満たらたらのポー姫が目をつけたのが「ジャスコ誘致」で、今回はそれを巡り住民たちと対立するという話でした。
正確には「いわゆるジャスコ」ってだけでジャスコじゃないんですが・・・・・・タイトル詐欺だ!
大型ショッピングモールを田舎に作ることの弊害が、とてもゆるく描かれていました。小悪党で間抜けなポー姫の暗躍が楽しかったですw

 

そして全面戦争の段階で一気に回収される大量の伏線もひどい(褒め言葉)。どこまで脱力させる気なんですか!
特に、「くっころ」(実在するスラングだったのか・・・)だけが取り柄でいまいちキャラが薄かったクラウが、最後の土壇場で変態性を駆使してメインヒロインの座を守りきるとは。オークネタがしつこいと思っていたらこういうオチをつけたかったんですね、この変態め!!(・∀・)途中から陵辱って言いたかっただけだろ!変態め!(・∀・)

 

クラウ覚醒が無駄に輝いちゃったせいで、引っ張りに引っ張った主人公の過去とかどうでも良いレベルになっちゃったじゃないですかー。大きな秘密があるかと思ってたのに、東京出身ってだけでしたね。作中最も影が薄い麟一郎でしたが、クラウの変態性のはけ口としては機能していたのか。哀れだ。

 

そんな感じの脱力系おバカラノベでしたwいやー、楽しかった。
しかも続くそうです。ほんとに2巻出るんですか!?何するの!?

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