ナイツ&マジック1


『ナイツ&マジック1』(天酒之瓢著/ヒーロー文庫)★★★☆☆

ナイツ&マジック 1 (ヒーロー文庫)
ナイツ&マジック 1 (ヒーロー文庫)

メカオタクの青年が転生したのは剣と魔法とロボットの異世界だった!というファンタジー作品。
魔法とロボットという2つの要素がうまく噛み合った世界観が面白く、さらに元メカオタクの主人公の突き抜けた(暴走した)趣味人っぷりがとても楽しかったです。
今回は世界観や魔法等の説明にページを大きく割いているため、全体としてプロローグな感じでしたが、どんどん面白くなりそうな予感を抱かせる1巻でした。

☆あらすじ☆
とある一人の日本人が事故でこの世を去った。彼の魂は、異世界において『エルネスティ・エチェバルリア』として転生する。しかも、前世である日本人としての記憶を受けついだまま。エルの趣味嗜好も前世に倣ったものだった。彼は前世に続いて極度の『メカオタク』であったのだ。そんな生まれ変わった世界で、実在する巨大人型兵器である幻晶騎士と出会ったエル。彼は狂喜乱舞しながら、その操縦者となるべく行動を開始する。この世界での幼なじみを巻き込みつつ、メカオタクとしての暴走は続いていく―。
小説投稿サイト「小説家になろう」で大人気のロボットファンタジーがついに書籍化。
メカオタクだった青年が、転生し、思う存分本物のロボットを操る。

 

以下、ネタバレありの感想です。

 

優秀なプログラマーでメカオタクの倉田翼。
不運な事故で死んだ彼が、エルネスティという名で転生した先は、「幻晶騎士(シルエットナイト)」と呼ばれるロボットまで失踪する世界!
念願のロボットに大興奮の彼は、わずか3才で人生の目標を設定。幻晶騎士に乗るために騎士を目指すことを決め、前世の記憶に基づく超効率的なトレーニングに幼少時から励みます。

エルネスティのスペックは(身長以外)あっという間に比肩する者がいない状態にまで至ってしまうのですが、その過程がしっかりと描かれているのが良かったです。小さい頃から意識高く努力すれば天才って作れるんだな、と感心しました(前世の記憶の後押しがあるとはいえ)

そんな感じに夢に向かって爆進するエルが、 騎士になるための学園に入学する暴走するのが前半
学園の野外演習で遭遇してしまった巨大魔獣を相手に、幻晶騎士に乗り込んで暴走するのが後半

あれ?常に暴走してる??
オタクが極まったエルは、見事に狂気の天才に成長を遂げていましたw
エル自身の性格や口調がおとなしくて優しげなだけに、周囲を振り切っての暴走の凄まじさが余計に面白く感じられるんですよね。エルに付きそう双子のキッドアディも止めずに、むしろ追いかけるまであるから誰もエルを阻めないし。どこまで行ってしまうんでしょうw

エルのキャラクターも面白かったのですが、彼が恋い焦がれる幻晶騎士の設定も面白かったです。
魔法や幻晶騎士を系統立てて説明するため、解説部分が割と多めなんですが、飽きずに読ませてもらえました。私はそういう部分って結構すぐ流し読みしちゃうんですが、この作品に関してはちゃんと読んでいけたんですよね。わかりやすかったからかな。

ただ、元々がWEB小説だからか、前半が少し冗長だったのは残念です。エルが主人公らしく活躍するのは終盤に入ってからだったし。むしろキッドが先に主人公ぽく活躍したような。

1巻にして早速念願のロボット搭乗を果たしたエル。
普通の人を置き去りにしたエルの能力に王様が目をつけてしまいましたが、 次巻以降どうなるのか。
続きも楽しみです!

ナイツ&マジック 1 (ヒーロー文庫)ナイツ&マジック 1 (ヒーロー文庫)
天酒之瓢,黒銀主婦の友社
売り上げランキング : 79557Amazonで詳しく見る
スポンサーリンク
 
0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。