キスの呪文にご用心! 見習い魔女の初恋


『キスの呪文にご用心! 見習い魔女の初恋』(汐原由里子著/コバルト文庫)★★★☆☆

キスの呪文にご用心! 見習い魔女の初恋 (コバルト文庫)
キスの呪文にご用心! 見習い魔女の初恋 (コバルト文庫)

「見習い魔女初恋」が正しいんじゃないかなー(初恋かどうかはともかく)。
ワケあり少女が魔法学校に入学し、勉強を頑張ったり、仲の悪い兄弟との三角関係を繰り広げたり、悪い妖精が起こした事件に巻き込まれたりするお話です。
ちゃんとシリーズ化してくれるのかな?伏線がいろいろと出されるものの、この巻だけでは消化不良でした。
でも、続くのであれば世界観やキャラクターは良いので面白くなることを期待できそうです。

☆あらすじ☆
偉大なドルイドだった祖父と森の奥で暮らしていた田舎娘のクリスタは、訳ありで王立ストーンオーク魔法学院に編入することになり、大都会ロンドンに一人降り立つ。しかし、迎えに来た嫌みな青年アーサーと早速衝突!?しかも「魔力が消えるから絶対にやってはいけないこと」をアーサーがしてきたので、クリスタは動揺するのだが…。
半人前な見習い魔女の波瀾万丈★恋と魔法のレッスン開始!

以下、ネタバレありの感想です。

 

物語は、主人公クリスタが住んでいた森を出てロンドンに降り立ったところから始まります。
クリスタがなぜ森を出たのか、なぜ急いでハイ・ドルイドになろうとするのか、といった事情はふんわり説明されるものの、この巻だけでは何がなにやら。
彼女の祖父ダレンの「お役目」や、クリスタが「予言の娘」であるということの意味するところが詳しく語られていないからでしょう。

 

レッドキャップがどうしてクリスタに目をつけたのか、とか、レッドキャップが言っていたキングとジャックの選択の話もよくわかりませんでしたし。うーん。1巻とはいえ、消化不良すぎてもやもや。

 

とりあえず、2巻が出ると信じてそこはおいておきます。

 

レッドキャップが選択を迫っていたように、この作品でクリスタに絡んでくる男性キャラは2人。

ひとりは、クリスタをロンドンまで迎えに来てなぜかキスし、いつの間にかクリスタに惚れ込んでいたアーサー
キャラ、迷走してません?いや、面白かったからいいんですけど。
緊迫のシーンでクリスタに
「大きな声で、こう言うんだ。アーサー、大好き、と・・・・・・」
とか言い始めたところには声出して笑ってしまいました。
それにしてもほんといつクリスタのことが好きになったんだ? ていうか最初のキスはマジで何だったんだ?(´・ω・`)

 

アーサーがメインヒーローなのは間違いないでしょうが、一応は三角関係っぽい感じで当て馬してくるのはアーサーの異母兄であるウィリアム
ウィリアムもなぜか最初からクリスタを気にかけているのですが、これはたぶんアーサーの存在を警戒しているからなんだろうな、と想像がつきました。
アーサーへの対抗意識のせいで三角関係ポジションにはいるものの、一応はまだクリスタへの恋愛感情はなさそうです。
終盤にかけての仲の良い(?)兄弟ゲンカは見てて楽しかったです。

 

レッドキャップが言うように、クリスタはアーサーかウィリアムを選ぶことになるとして、選ばれなかった方が灰にされるというのはどういうことでしょう?しかもそれがオーク・ミスルト団の全滅につながる?
クリスタの正体もわからないですし、彼女の祖父が具体的に何をしているのかもわからない。

謎だらけです。とりあえず、続きを待つことにします。

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