朱華姫の御召人2 かくて愛しき、花咲ける巫女


『朱華姫の御召人 かくて愛しき、花咲ける巫女』(白川紺子著/コバルト文庫)★★★★☆

朱華姫の御召人 かくて恋しき、花咲ける巫女 (コバルト文庫 し 17-6)
朱華姫の御召人 かくて恋しき、花咲ける巫女 (コバルト文庫 し 17-6)

和風ファンタジー2巻で完結。 好きな世界観だっただけに残念です。
ただ打ち切りな感じではなく綺麗に終わったので予定通りだったのかも?

☆あらすじ☆
いなくなったはずの国の護り神が現れ、正式な朱華姫となった蛍。だが、御召人である柊にますます過保護にされる毎日に戸惑っていた。そんな中、何者かによる蛍へのいやがらせが相次ぐ。犯人をつきとめようとする蛍だが、『帝の宮に近づいてはいけない、禍がおこるから』という母の言葉の意味を知ったとき、思いがけない真相に突き当たり…!?
ジャパネスクファンタジー、感動の完結巻!

以下、ネタバレありの感想です。

 

完結巻というか、もはや上下巻の下巻という印象でした。前巻と合わせて1冊にまとめてくれたほうが良かったんじゃないかなぁ。へたに2巻に分けてしまったことで、物語の勢いが削がれる結果になった気がします。

 

それはともかく、前巻で出された伏線はおそらく全てきちんと回収されたのではないかと。
柊の傷を治す穢れの謎、蛍の朱華姫就任を妨害してきた勢力の黒幕、そして蛍の母の言う「禍」の意味、なぜ蛍が神器の笛を持っていたのか、などなどテンポ良く真相が明かされていきました。
ストーリー構成が上手く、急ぎ足な感じはなかったです。
母親を自害させたことでそこらへんの説明がスムーズにいったからかな?(前巻で良くなりそうな雰囲気を出していた病床の母があっさり自害したのは衝撃でした・・・・・・ちょっと鬱)

 

蛍が先帝の隠し子であることがどう「禍」につなげるのかと思ったら、アザによる皇位継承権の正統性という形で「禍=政争」というストレートな意味でした。
もうちょい神話に絡めるかと思ったのですが。いや、アザは神の末裔の証だから神話に絡んでるのか。

 

物語そのものもちゃんと綺麗に着地してくれたのですが、柊と蛍の関係もしっかり締めてくれました。
柊の相変わらずの過保護っぷりにニヤニヤしていたら、突然の柊視点のキスでびっくり。あまーい!
このシーン、蛍視点じゃないのが素晴らしい。
蛍視点だとしても混乱するだろうことは想像つくんで、あえての柊視点で自分でも無意識にキスしてた!という衝撃を伝えてくるのが新鮮で良かったです。
その後の審問での弁明にちょっと笑いました。故意じゃないって、確かに・・・・・・!w

 

たった2巻で多くの伏線回収と主役カップルの関係だけでなく、神々の争いにまで決着がついたのには驚きました。でも面白かったです。
次回作も楽しみにしています。

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白川 紺子,由利子集英社
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