『落第騎士の英雄譚〈キャバルリィ〉』(海空りく著/GA文庫)★★★★☆
落第騎士の英雄譚(キャバルリィ) (GA文庫)【Amazon】/【BOOK☆WALKER】
2013年7月刊。
これは良いスポ根!!
白状すると中盤までテンプレな展開がちょっと辛かったのですが、終盤での努力家主人公の踏ん張りと、ヒロインとの関係のまとめ方がとても気に入りました。途中までテンプレ主人公とか思ってごめん!決めるべきときに決める格好いい主人公でした。
ジャンルとしては学園異能バトルなのですが、本作のバトルはあくまでスポーツ的なもの。
そして展開はテンポよく進み、中だるみせずに物語が進むところも良かったです。
そしてラブコメ要素も強め。コメディパートは楽しく笑えるのですが、妹ちゃんはちょっと・・・・・・。
☆あらすじ☆
魂を魔剣に変えて戦う現代の魔法使い《魔導騎士》。
その学園に通う黒鉄一輝は魔法の才能がなく落ちこぼれた《落第騎士(ワーストワン)》だ。だがある日、異国の皇女にして《A級騎士(ナンバーワン)》のステラから
『敗者は一生服従』という決闘を一方的に挑まれ――勝ってしまう! 一輝は魔法の代わりに剣技を極めた異端の実力者だったのだ!
「なんでもいうことをきかせればいいじゃない!えっち!」
悔しがりながらも一輝に惹かれ始めるステラ。
そして騎士の頂点を争う戦いの中、かつての《落第騎士》は
《無冠の剣王(アナザーワン)》としてすべての騎士からも注目され始める!最底辺から並み居る強敵をなぎ倒して駆け上がる学園ソードアクション開幕!!
あらすじが微妙に惹かれず期待していなかったのですが、読んでみたらあまりにも面白くてびっくりでした(´・ω・`)
以下、ネタバレありの感想です。