『棺姫のチャイカⅨ』(榊一郎著/富士見ファンタジア文庫)★★★★☆
大きく話が動きましたが、もしや終盤戦突入なのでしょうか。対立構造もハッキリしてきて、さらに面白くなってきました。
話だけでなく、主人公トールにも変革が。こういう展開はベタだけど熱くて好きです。
☆あらすじ☆
賞品の『遺体』を手に入れるため、ハルトゲン公国の武芸大会に出場したトールとフレドリカ。無事予選通過を果たすも、双子のチャイカの策略によってチャイカ、アカリ、ニーヴァが捕らわれてしまう。引き渡しの条件として、これまで集めてきた『遺体』との交換を提案されるのだが…。「トールにとって、一番大事なのは、何?」チャイカの望みを叶える事。それがトールの…。ではそのためのチャイカの死は?生命と目的。決断を迫られるトールが出す答えは…。
絶望と希望が交錯する中、真の『黒』が姿を現し、ついにすべての『遺体』が揃う!
以下、ネタバレありの感想です。