『灰と幻想のグリムガル level.4 導き導かれし者たち』(十文字青著/オーバーラップ文庫)★★★★☆
灰と幻想のグリムガル level.4 導き導かれし者たち (オーバーラップ文庫)【Amazon】/【BOOK☆WALKER】
2014年7月刊。
必死にどこまでも足掻く人間っていうのをここまで執拗に描くシリーズは他にないんじゃないだろうか。
このシリーズは毎回、読んでいる間じゅう息苦しさを感じるんですが今回も凄まじかったです。あぁ苦しかった・・・・・・。
☆あらすじ☆
「驚かすなって、モグゾー」「ごめん、ごめん」
モグゾーは、あはは、と笑って頭を掻いた。でも、ものすごい血だ。血まみれで、表情もよくわからない。だけどまあ、なんとか平気そうだ。
大きな戦いを乗り越えたハルヒロたちだが、助けられなかった仲間もいて、喜んでばかりもいられなかった。そんな中、予想外の活躍をしたことで、他のチームから引き抜きの誘いを受けるメンバーも。リーダーとして悩むハルヒロは、改めて自分たちがどうしたいのかという想いと向き合ってゆく。
灰の中から生まれた冒険譚は、いま新たなステージを迎える!
以下、ネタバレありの感想です。