マージナル・オペレーション2

『マージナル・オペレーション02』(芝村裕吏著/星海社FICTIONS)★★★★☆

マージナル・オペレーション 02 (星海社FICTIONS)
マージナル・オペレーション 02 (星海社FICTIONS)

軍事的才能に目覚めた元ニート・アラタの次なるオペレーションの舞台は日本。
1巻から1年もの間傭兵稼業を続け、「子供使い」という異名を持つに至ったアラタですが、実質は子供に振り回されています。なんだか前巻よりも少し人間らしくなったような。たくさんの子供を愛するお父さんなアラタと、その子供を死地に送り込むオペレーターとしてのアラタの矛盾がとても苦しそうでした。
その子供も思春期ですし。大変だ。でもそんな思春期地雷娘のジブリールも可愛かったです。

☆あらすじ☆
中央アジアでの戦いを経て、一年ぶりに日本に降り立ったアラタと2ダースの“子供たち”。彼らを待ち受けていたのは、空港での通り魔事件と、日本の国家組織を名乗る謎の女性“イトウさん”だった―。通り魔事件、イトウさん、新興宗教、そしてかつての上司と同僚…全てが結びついたその時、アラタは東京の市街での作戦遂行を決意する―。
『ガンパレード・マーチ』の芝村裕吏が奏でる“現代の神話”、堂々の第二楽章開幕。

以下、ネタバレありの感想です。

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亜夜子と時計塔のガーディアン1 秘密のお茶会

『亜夜子と時計塔のガーディアン 秘密のお茶会』(喜多みどり著/角川ビーンズ文庫)★★★★☆

亜夜子と時計塔のガーディアン 秘密のお茶会 (角川ビーンズ文庫)
亜夜子と時計塔のガーディアン 秘密のお茶会 (角川ビーンズ文庫)

面白かった!!待ちに待った喜多みどりさんの新作は、19世紀末のイギリスを舞台とするミステリーでした。
主人公は日本からやってきた留学生の亜夜子と彼女が通うパブリックスクールの監督生レイ。物語は、亜夜子とレイが、学校で起こった女学生死亡事件の謎を追うというもの。
女学生はなぜ死んだのか、殺人なのか、事故なのか?誰が事件に関係しているのか?という謎が展開されていく一方で、ファグとファグマスターの関係になった亜夜子とレイが信頼関係を築いていく過程が描かれます。
亜夜子もレイも魅力的なキャラクターだったのですが、レイの可愛いツンデレが個人的にとてもツボでした(*゚∀゚)っ

☆あらすじ☆
19世紀末。憧れの英国へ留学した桜桃院亜夜子は、到着早々誘拐されそうになったところを、鋭い美貌の青年紳士―レイに助けられる。しかし彼は、留学先の学校で“切り裂きジャック”と噂される超変人監督生だった!問答無用で「僕の下僕になりたまえ」と主従契約を交わさせられた亜夜子は、彼の下、学内で起きた事件解決に奔走することになって!?
切り裂きジャックと大和撫子―凸凹コンビの英国事件譚、開幕!!

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