『マージナル・オペレーション02』(芝村裕吏著/星海社FICTIONS)★★★★☆
マージナル・オペレーション 02 (星海社FICTIONS)
軍事的才能に目覚めた元ニート・アラタの次なるオペレーションの舞台は日本。
1巻から1年もの間傭兵稼業を続け、「子供使い」という異名を持つに至ったアラタですが、実質は子供に振り回されています。なんだか前巻よりも少し人間らしくなったような。たくさんの子供を愛するお父さんなアラタと、その子供を死地に送り込むオペレーターとしてのアラタの矛盾がとても苦しそうでした。
その子供も思春期ですし。大変だ。でもそんな思春期地雷娘のジブリールも可愛かったです。
☆あらすじ☆
中央アジアでの戦いを経て、一年ぶりに日本に降り立ったアラタと2ダースの“子供たち”。彼らを待ち受けていたのは、空港での通り魔事件と、日本の国家組織を名乗る謎の女性“イトウさん”だった―。通り魔事件、イトウさん、新興宗教、そしてかつての上司と同僚…全てが結びついたその時、アラタは東京の市街での作戦遂行を決意する―。
『ガンパレード・マーチ』の芝村裕吏が奏でる“現代の神話”、堂々の第二楽章開幕。
以下、ネタバレありの感想です。