終わりのセラフ2 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)【Amazon】/【BOOK☆WALKER】
評価:★★★☆☆
2013年7月刊。
かなりギリギリのところで生きているグレンですが、さっそく状況が変わります。
結末ありきの物語だけにさくさくと展開していくところがいいですね。
小百合めちゃくちゃかわいいんですけど、どうにか報われないかなぁ。
☆あらすじ☆
これは、世界が滅亡する直前の、物語―。
“百夜教”による大規模襲撃から、1ヵ月。グレンは呪術学校で、相変わらず野心を隠してクズを演じていた。美十や五士、そしてクラスメイトに無能だなんだと揶揄されながらも、のらりくらりと実力を隠すグレン。しかし平穏な時間は続かない。グレンの実力を訝しんだ真昼の兄―柊暮人生徒会長が内務調査を始めたのだ。圧倒的な実力を持つ暮人の前で、グレンはついに、その力を見せることになる。人間、鬼、吸血鬼―それぞれの欲望が悲しいまでに絡み合いながら、やがて戦争が始まる。
鏡貴也×山本ヤマトの最強タッグが描く大人気学園呪術ファンタジー第2弾!
以下、ネタバレ有りの感想です。
百夜教の襲撃について、内通者の疑いをかけられた結果、ついに柊暮人に実力がバレてしまったグレン。暮人の下につく形になったとはいえ、バレるの早かったですね。クリスマスには世界が崩壊することが決定しているのでそこまでさくさくと話が進んでいくのでしょうか。もたつかない展開の早さはとても読みやすくて良いです。
暮人の部下となったグレンは、彼の命令で百夜教の実験場に潜入することに。
そこで彼が見たのは〈ヨハネの四騎士〉の遺伝子を埋め込まれたキメラ。
キメラや現れた真昼との戦いのなか、〈鬼呪〉の武器に触れ、〈鬼〉の一部が流れ込んでしまいましたが、どうなるんだろう・・・・・・
真昼も完全に壊れてるかと思いきや、グレンが腕を切り落としたシーンでは泣いちゃってるし・・・どうなってるの???
真昼の妹シノアや、 吸血鬼フェリドなど、漫画版のキャラがどんどん出てきて、終末の近さを感じさせ始めました。季節は一気に夏になり、クリスマスまでまた一歩近づいています。
シリアスな世界観の中で癒やしは小百合だけですね。可愛いんで応援したいですけど、無理なのかなぁ。でも真昼は・・・・・・になるしなぁ。 うーん。
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