棺姫のチャイカ7


『棺姫のチャイカⅦ』(榊一郎著/富士見ファンタジア文庫)★★★★☆

棺姫のチャイカVII (富士見ファンタジア文庫)
棺姫のチャイカVII (富士見ファンタジア文庫)

濃かった・・・・・・っ!
物語の大きなターニングポイント。それに相応しい面白さでした。というか、ここ数巻の面白さが読む前の予想以上でとても満足しています。
ここまで意味深におかれてきた伏線が一旦回収され、また新たに伏線がおかれた今回。なんだかんだで謎は深まるばかりですが。
あと、ヴィヴィが・・・ヴィヴィが・・・っ!!!

☆あらすじ☆
…チャイカとは、何か―?
航天要塞と運命を共にした蒼のチャイカは、自ら“も”また『本物』だと、驚くべき真実を白きチャイカに告げた…。何故、記憶が欠落しているのか?首筋の傷跡は何なのか?無数の謎を抱えたまま、トールたちは皇帝の遺体が眠る海を目指すことに。そこで、紅のチャイカと思わぬ再会をした彼らは、突如として正体不明の亜人兵と大海魔の強襲を受ける!!激闘の果て、流れ着いた先は絶海の孤島。一行は島内の牢獄で、金銀妖眼の少女と出会う。彼女はラーケ語で、こう言った。
「待っていた―チャイカ…」

以下、ネタバレありの感想です。

 

ギイに不審を抱いたトールたちは、彼の指示に従わず、自分たちで仕入れた「遺体」情報を優先して確かめに行くことに。しかし、そこにいたのはチャイカ狩りをしていたガズ帝国の残党だった・・・・・・というのが今回のトールたちサイドのお話でした。

 

その一方で、アルベリックを失ったヴィヴィが突如銀髪紫眼に変貌し、「チャイカ」のような容姿に。そこにギイが現れて・・・・・・というのがジレット隊サイドのお話でした。

 

なんだかめまぐるしく物語が動いていて、本当に濃厚な1冊でした。

 

ガズ帝国の残党が「チャイカ」たちを使って行おうとしていたのはガズ皇帝の「遺産」の獲得。
「遺産」の正体はニーヴァ・ラーダということでいいのでしょうか。チャイカが装着する武器?
ニーヴァ・ラーダはどう考えても対ギイ用の武器だということを考えると。てっきりガズ皇帝の使い魔的な何かだと思っていたギイは、実はガズ皇帝と対立してるってことなんでしょうか。
第一世代の大海魔から「チャイカ」だけでなく「人間」そのものが棄獣に並ぶ「八番目」であることが明かされましたし、・・・・・・この物語はどういう方向にいってしまうんだろう。
・・・・・・ラスボスは神とか・・・?

 

ヴィヴィの方も大変なことになってきました。
「チャイカ」の正体は、「チャイカ」になる要素を与えられた世界中の孤児だということが判明しましたが、ヴィヴィの場合はその要素が不完全な形で覚醒したということです。完全に覚醒していたら髪と眼だけじゃなくて顔のつくりそのものはチャイカと同じになっていたのでしょうか。首筋にチャイカみたいな赤い痕ができてるのかな?
アルベリック復活のために、ジレット隊も遺体争奪レースに本格参戦することになりましたが、これからどうなるんだろう。

 

謎が多すぎてへたに展開を予想するのが難しくなってきました。なんか物語そのものも人間の起源に迫る勢いで壮大になってきましたし、本当にどう転がるのか予想がつきません。
次巻を早く読まなきゃ!

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