月と夜の物語1 魔神の王と祝福の乙女

『月と夜の物語 魔神の王と祝福の乙女』(小椋春歌著/ビーズログ文庫)★★★★☆

月と夜の物語1 魔神の王と祝福の乙女 (ビーズログ文庫)
月と夜の物語1 魔神の王と祝福の乙女 (ビーズログ文庫)

相変わらずハイテンションなラブコメでとても楽しかったです。
内容は千夜一夜物語をオマージュした王道的なアラビアンファンタジー。 鬼神にとらわれたお姫様を助けるため、王子様と従者と魔術師の少女と魔法のランプが旅をするお話でした。
魔術師の少女がヒロインで、彼女のお人好しぶりにうっかり嗜虐心を刺激されてしまった従者がヒーローです。彼に翻弄されるヒロインがちょろくて可愛かったw
1冊で綺麗にまとまって終わっていますが、ぜひ続編が出て欲しい新作でした。

☆あらすじ☆
「あなた、私のこと好きでしょう?」――この優男(ひと)、危険度120%!魔術師の少女ライラは、魔神の入ったランプを手にした瞬間から運命が激変!ランプを探しに来た砂漠の国の王子とその従者ザインから、鬼神に攫われた姫を救う旅に一緒に来てほしいと頼まれる。未熟な術しか使えないライラは当然断るも、「あなたの代わりが見つかればすぐ交代しますから」と丁寧にお願いされ、旅に出るが……。優しげな従者と道中やたら密着度高し(!?)恋と冒険のアラビアン!

以下、ネタバレありの感想です。
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終わりのセラフ1 一瀬グレン、16歳の破滅/鏡貴也

終わりのセラフ1 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)
終わりのセラフ1 一瀬グレン、16歳の破滅 (講談社ラノベ文庫)【Amazon】【BOOK☆WALKER】

評価:★★★☆☆
2013年1月刊。
ジャンプSQの漫画版「終わりのセラフ」を先に読み、その前日譚である小説版に興味がでて読んでみました。
漫画版主人公の上司である一瀬グレンの学生時代のお話。彼が呪術者のエリート校に通いながらどう過ごし、その一方で世界がどのように破滅していったのかが描かれる物語です。
今回はまだ序章ということなのですが、呪術バトルメインではあるものの思ったよりラブストーリー要素も入っていた印象。もっとも、主人公とヒロインの関係はロミジュリのようでいて、全然甘くはないのですが。
漫画版で、グレンと真昼の恋がどのような結末を迎えるのかをうっすらと知らされているものの、そこに至るまでに彼らに何が起こったのかはまだ分かりません。グレンの物語はまだ序章、でも終章は分かるという不思議なドキドキを感じながら、楽しく読めた小説版でした。
ちなみに、漫画版未読でも問題はないと思います。

☆あらすじ☆
「ねえグレン。大人になっても、私たち、ずっと一緒にいられるのかな…?」
世界が滅亡し、地上が吸血鬼に支配される直前の―最後の春。一瀬グレン15歳が入学したのは、渋谷にある呪術師養成学校だった。学校にいるのは呪術世界では有名な家系のエリート子女ばかり。身分の低い分家出身のグレンは、胸に大きな野心を抱きながらも、クズだと嘲られながら過ごす。だがそんな中、遠い昔に約束を交わした少女の、婚約者を名乗るクラスメイトが現れて―。
滅び行く世界で、少年は力を求め、少女もまた力を求めた。
鏡貴也×山本ヤマトの最強タッグが描く学園呪術ファンタジー登場。

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