『愛されすぎた嫌われ姫 囚われの王子の脅迫』(小野上明夜著/一迅社文庫アイリス)★★★★☆
愛されすぎた嫌われ姫 囚われの王子の脅迫 (一迅社文庫アイリス)
呪いにかけられた人質の姫と、王位継承争いに敗れて幽閉されている元王子の出会いから始まるファンタジー。
その中身は鉄面皮の舌打ち魔と回遊魚系ヒーロー(作者談。意:泳いでないと死ぬ)という身も蓋もないカップルのラブコメでした。面白かったです。
全般的に軽く笑いながら読んでいたのですが、ラストで笑いながらときめくという不思議な体験をさせていただきましたw
暑苦しいくらいに全力投球のウザ系ヒーローも悪くない・・・・・・かも?
☆あらすじ☆
「お前の愛を得るために全力を尽くす。首を洗って待っていろ、愛しいオデット!!」
幼いころ妖精に“他人の秘密を知る呪い”をかけられ、人に嫌われるようになってしまった小国の末姫、オデット。開き直って孤独を楽しんでいた彼女だが、滞在していた大国レダンで、国家の秘密―隠された王子アッシュロードと行き会ってしまう。運命的に出会った、呪われた姫君と幽閉された美しき王子…のはずが、彼は突然「俺の生きがいになれ」と命令してきて!?
以下、ネタバレありの感想です。