彼女が仲間になりたそうにこちらを見ている1


『彼女が仲間になりたそうにこちらを見ている』(内山靖二郎著/MF文庫J)★★☆☆☆

彼女が仲間になりたそうにこちらを見ている (MF文庫J)
彼女が仲間になりたそうにこちらを見ている (MF文庫J)

イラストの吟さんが大好きなのでジャケ買い。
タイトルはちょっとアレですが、内容は意外にシリアスだったりしてびっくりしました。
最初の展開がすごく粗くて物語に入るのが大変だったのですが、中盤以降は結構すんなり読めます。
どんな話だったかと説明するのが少し難しい・・・・・・突然異能者に攫われ、異能者に狙われ、異能バトルのトーナメントに出ることになってしまった少年のお話、ということでいいのでしょうか。全体的に粗い・・・。
ナンバリングはされていませんが続き物です。序章なので謎がいっぱい。

☆あらすじ☆
ここは格ゲー能力者が手から波動を放ち、勇者も戦闘機も、パズルゲームのブロックだって落ちてくる通称“特区”。覇鳥軍司が拉致されて放り込まれたのは、ゲーム由来の異能者が集うなんでもアリの場所だった。その矢先、面識がないはずの世界的なアイドルAP美優との出会いが、軍司の“何か”を刺激し、彼をAPへとアップデートさせる。
「どうしてあなたは戻ってきてしまったの?」
―その理由を知るために、隠された過去を明らかにするために、軍司は覚醒したスキルを駆使して、AP同士のバトルに身を投じていくのだが……それはそれとして、彼女が仲間になりたそうにこちらを見ている。仲間にしますか? はい / いいえ

以下、ネタバレありの感想です。ネガティブ注意。

 

主人公覇鳥軍司は、ある日突然現れた六波羅暁奈に連れ去られ、アイドル美優のステージを経由してAPと呼ばれる異能を持つ人間の集まる「特区」にたどり着きます。
・・・・・・という冒頭の流れが急展開すぎてちょっとついて行けませんでした。もうちょっと丁寧に場面転換して欲しかったです。まぁ、急展開には理由があることが終盤につれて明らかになっていくのですが、それにしても物語に入り込みづらかったですし。

 

わけのわからないままAP(アルタプレイヤー)と呼ばれる異能者たちに追い回されることになる軍司。
APとは、実在するゲームをパロった作中のゲームを由来とした能力を手に入れた人間のことで、例えば軍司の場合は、『信長の栄光』という歴史シュミレーションゲームをモチーフにした《フィールドコントロール》。味方や地理の配置が分かるという能力です。地味ですね。

 

逃げる軍司に手を貸すのは、なぜか軍司のことを知っている様子の美優。しかし、美優は軍司を助けるために六波羅栄楠の手にかかって殺されてしまいます。
ヒロインかと思ってたのにあっという間に殺されちゃうなんて(((( ;゚д゚)))
美優が殺されたことに軍司が憎悪を抱くのは彼の消されたであろう過去が関わっているのがわかって、ああ理由があるんだと納得したものの、初見だとちょっと登場人物の内面の描写が薄っぺらすぎて何がなにやら・・・・・・

 

美優の復活を賭けて、軍司は優勝者の願いが何でも叶えられるというアルファトーナメントの出場を決意します
後半は、アルファトーナメントで共闘したいと申し出る美甘天衣と一緒に、トーナメント出場に反対する美甘流音斗南冬鹿とのバトルに突入します。
このバトルは割と面白かったのに、バトル終盤の描写が雑に思えたのは気のせいでしょうか・・・色々と惜しい。
タイトルの「彼女」は天衣のことだったわけですが、メインヒロインも天衣なのかな?
バトルに勝ち、トーナメント出場が決まった軍司には、実は彼が以前もAPで美優によって記憶?を改変されていたことが明かされるのですが、ここらへんは冒頭からあからさまだったので特に驚きはなかったです。

 

次巻以降はもうトーナメント開始とのこと。設定や世界観は面白いので2巻もたぶん買うと思います。吟さんのイラストはすごく良かったし。
ところどころで気になる粗い部分が良くなっていると言うことないのですが・・・・・・。

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内山 靖二郎,吟KADOKAWA/メディアファクトリー
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