『英国マザーグース物語 裏切りの貴公子』(久賀理世著/コバルト文庫)★★★★☆
お、面白くなってきた・・・・・・
そしてこの展開は予想してなかった!!
ちょっともう何を言っていいかわからないというか、読み終わった瞬間に頭真っ白になりました。
大 混 乱 !!
☆あらすじ☆
ヴィクトリアン・ミステリー、急展開!!取材に訪れた広場で、見知らぬ女性に声をかけられたセシルとジュリアン。ジュリアンの兄・ヴィクターの昔の知り合いらしい。行方不明のはずのヴィクターだが、彼女はなにか知っている様子で…?
以下、ネタバレ込みの感想ですが、本シリーズをこれから読む予定の方は絶対に見てはいけません。4巻まで読んでから一緒に絶叫しましょう。
いつもより多めに余白をとってみました。大丈夫かな?
第1話 My Dream of You
第2話 裏切りの貴公子
黒妖犬騒動で不穏な雰囲気に包まれるロンドン。
セシルは再びクリストファーから接触を受けます。
クリストファーは思いっきり黒でした。かなりあっさり(読者には)明かされましたね。
そしてクリストファーの予言通りに起こったトラファルガー広場での「血の日曜日事件」。
この事件によって、ついにセシルが女性であることをジュリアンが知っていることをセシルが知ることになります(ややこしいな)
しかしこの段階ではまだジュリアンが婚約者であることまでは明かされません。
「血の日曜日事件」の後も、セオドア・バーンズの身柄奪取事件や偽札事件などの騒動が相次ぎ、ロンドンには物騒な空気がどんどん充満していきます。
その一方で、ダニエルはエリザベスの忠告を受けてある疑いをジュリアンに抱くようになります。
すぐさま、疑惑を問い詰めるダニエル。
ジュリアンを罵る兄の様子に驚き仲裁に入ったセシルは、衝撃の事実をジュリアンから聞くことになるのです。
それは、ジュリアンが英国秘密情報部の人間であること。
ええええぇーーーーっっ!!??( ̄ロ ̄|||)
どういうことなの・・・・・・カウントダウン止まるの早いよ・・・・・・
「裏切りの貴公子」ってお前か。
次巻から怒濤の言い訳編らしいです。ジュリアンがセシルとダニエル兄ちゃんに言い訳して、ダニエル兄ちゃんとジュリアンがセシルに言い訳して・・・?
これで婚約解消なのでしょうか(´;ω;`)
コバルトだし、きっとハッピーエンドだとは思うのですが、セシルがかわいそうすぎて・・・
婚約者がいるのにジュリアンに惹かれちゃうどうしよう、て悩んでいたのに。
婚約者=ジュリアンなんだよ、その悩みもあと少しで解消されるよって温かく見守っていたのに。
まさに読者(というか私)とセシルを同時に裏切る展開。
面白くなってきすぎました。早く続きを読まなきゃ!
番外編 幽霊屋敷にはお気をつけて
こんな本編の後に読まされても!!!!
いや、3巻までの通常運転なお話だったのでほのぼの甘くて良かったのですが。
お約束の手錠ネタを突っ込んでますしね。
本編読んだ後だと、「経歴詐称と結婚詐欺」という罪状に笑えなくなるという。