白竜の花嫁5 愛の終わりと恋の目覚め


『白竜の花嫁 愛の終わりと恋の目覚め』(永野水貴著/一迅社文庫アイリス)★★★★☆

白竜の花嫁 愛の終わりと恋の目覚め (一迅社文庫アイリス)
白竜の花嫁 愛の終わりと恋の目覚め (一迅社文庫アイリス)

ああああああああ!!!!!!

もう、もう、ひたすら辛い苦しい悲しいっ!
ページをめくる度に澄白の苦境に心が痛くなって仕方ありませんでした。どうしてこうなってしまうんだ。
読むのがきついのに、続きが気になって途中でやめられないという鬼畜仕様。
そしてやはり鬼引き。
どうしてこうなっちゃうの、と叫ばずにはいられないほどの悲しいお話でした。こういう展開も嫌いじゃない。でも辛いんだ!!

☆あらすじ☆
「駄目だ。離さない」
始種の骨を略奪した黒竜を追い、古王国に向かった白竜のシュトラールとその“花嫁”である澄白。王宮の地下で、澄白は亡くなったはずのゴルト族の竜、アメテュストと出会う。人間の手により鎖で繋がれた“女神”の存在は、王国の運命だけでなく優しく穏やかだった澄白とシュトラールの関係さえも変えていく―。姫君と竜の青年が織りなすドラゴンラブファンタジー、人気作第五弾!

離さないって言ったくせにぃいいーーーー!
以下、ネタバレありの感想です。

 

 

涙が止まらないよ・・・・・・っ!

 

前回ラストで、人によって捕らわれ異形の姿に変えられたアメテュストに出会った澄白
変わり果てた自分の姿をシュトラール達に見られたくないという望みを聞き届け、 澄白は彼女の存在をシュトラールたちに黙っていることを選択します。

 

シュトラール達に嘘をついているという罪悪感、シュトラールとアメテュストの関係を嫉妬する自分への羞恥、そしてアメテュストを異形の身に貶めたのが〈払暁の一族〉の技によるものだということへの動揺により、澄白はひたすら苦しみます。

 

もうほんと、1冊まるまる澄白は苦悩しています。 読めば読むほど辛いです。

 

自分の醜い部分を恥じながらも、それでもアメテュストをどうにか救いたいと行動する澄白。
しかし、結局は何も打つ手のないまま、ある選択を迫られることになって・・・・・・。

 

本当にひどい。どこまで澄白にきつい選択を迫る気ですか!

 

澄白の選んだ決断とその結果は、予想通りというか、予想以上にというか、竜たちの絶望と逆鱗を呼ぶもので。
最後に異国の地にただひとり取り残された澄白の姿がどれだけ哀れだったか・・・・・・。

 

やっと、やっとシュトラールへの恋を自覚したのに・・・・・・っ!!!

 

こんな苦しい展開、どうしてくれるんですか! 早く続き! 糖分どこいった!!!!

 

アメテュストの悲劇を生んだ原因は人の善意と彼女自身が「抵抗しない」という選択をしたことにありました。
澄白がアメテュストをシュトラール達から隠したのもオルキスをかばったのも、彼女自身が(そこに暗い感情がある程度混じっていたとしても)善であると考えたための行為でした。

正しい、善である、と信じたがための行動がこんな悲劇を生むなんて、その行動を起こした時には誰だって予想できなかったはず。

なんともいえない寂寥感を与えるお話でした。ただただ悲しくて仕方ない。

 

シュトラール達と訣別してしまった澄白は、自分のルーツである〈払暁の一族〉を探すことを決意しましたが、その選択もどういう結果を生むのか。

 

シュトラールは澄白との立場の違いを強烈な形で認識したあげく、彼女を突き放したわけですから、ここからどうやって澄白と復縁する流れにもっていくのか。距離も心も離れ過ぎてしまった気がしてたまらなくなります。

 

BAD ENDはやめてほしいな・・・・・・

 

澄白とシュトラールの破局に衝撃を受けてうっかり忘れかけてたのですが、サルグ・アーセファの目的もはっきりしました。
〈始種〉の復活をもくろんでいるということですが、最終的にはもしかして合体しちゃうのか?

サルグ・アーセファの仲間の黒竜がどこぞへ運び去ってしまいましたが、どうなることやら。
サルグ・アーセファが一味のトップというわけではなさそうなのも気になるところです。

 

6巻が1日でも早く発売されますように。

スポンサーリンク
 
0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。