双界幻幽伝10 凱旋は右往左往!


『双界幻幽伝 凱旋は右往左往』(木村千世著/ビーズログ文庫)★★★☆☆

双界幻幽伝 凱旋は右往左往! (ビーズログ文庫)
双界幻幽伝 凱旋は右往左往! (ビーズログ文庫)

お久しぶりの皇都です。
黄魔編終わったのにまだ続くのか、と思ってましたが、まだまだ続くようです。
前回は蒼刻実家訪問の番外編のようでしたが、今回は新章突入のための序章という感じでした。
それにしても表紙のお兄ちゃんが良い味出している。

☆あらすじ☆
蒼刻の実家へのご挨拶(!?)を済ませ、またぐだぐだ引きこもり中の朧月に、なんと皇帝陛下から呼び出しが! 来将軍をはじめとした護花七将軍ら久しぶりに会う面々が賑やかに出迎える皇都には、4年ぶりに帰還した第一皇子・天狼も。微妙な立場の上に、月蝕領の事件の影響で幽鬼の声が聞こえるようになった彼の側には少年の幽鬼がいて──!? 爆発しまくりイチャコラ中華ラブコメ、第9弾!!

ちなみに、途中で番外編を挟んでいるので本編では第9巻となります。

以下、ネタバレありの感想です。

 

皇帝陛下に呼び出された朧月と蒼刻は、皇都に向かい、体調不良に悩む天狼のもとに滞在することになります。

 

今回は、この天狼と前回ラストに登場した曹緋鷹のキャラ見せ回でした。
主軸となる瑠璃絡みのお話は初期に戻ったようで、こういう幽霊事件簿みたいなノリを続けてくれてもいいのにとは思いましたが、黄魔編のように明確に倒すべき敵がいたほうがシリーズものとして相応しいのか。

 

しかし、キャラが増えましたね。
主役2人はいちゃいちゃして糖度あげてくるのでちゃんと目立ってはいたんですが、天狼の事件解決にほとんど役に立ってなかったですね(朧月が作中で自虐してましたが)。
特に蒼刻は今回ほとんど何もしていない。張角に活躍を奪われてしまった感があるのが哀しいです。
キャラが増えると、それぞれの見せ場が減るので仕方ないのですが、次回はもう少し蒼刻が活躍してくれると良いな。

 

そんな蒼刻ですが、朧月との関係に新たな名前がつきました。

 

名目だけの表向きだけの仮初めの実態は伴わない婚約者。

 

お兄ちゃんの苦悶が見え隠れするネーミングです。
不本意ですが何か!?という本音ダダ漏れw
静心のシスコンぶりが好きなんですが、新章の舞台が皇都だから少ない出番がますます減りそうで残念。

 

そんな感じで晴れて婚約者となった蒼刻と朧月。でもまだ告白はしてないという。
これは最終巻まで告白しないフラグでしょうか。キスシーンも1巻の人工呼吸以来ないんでしたっけ?
なんかあってもおかしくない密着具合で記憶があやふやだ・・・・・・

 

曹緋鷹が朧月を求める理由はまだ不明ですが、次巻から話が動くことに期待です。

 

それはそうと。
このシリーズ、著者の文章力にやや難があったのですが、今回はだいぶ読みやすくなっていました。
つっかかるところもあるにはあるのですが。以前は古めかしいフレーズの繰り返しが目についたんですよね。
設定とキャラは好きだっただけに文章で引っかかるのが惜しいと思っていましたが、この調子だとこの先は楽しく読めそうです。

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